でんぱ組.incさんと最上もがさんの話
最上もがさんが、でんぱ組.incが、大好きだという話をしたい。
私はでんぱ組.incが大好きだ。
メンバーも好き、楽曲も好き、ライブも好き、衣装も、MVも、プロデューサーも、もう全部好きだ。
初めてW.W.Dを聞いた時の衝撃は忘れない。
ヒャダイン大先生作詞作曲の自己紹介エピソードソング。でんぱ組.incの代表曲だ。負け組だった、全く別の人生を送ってきた少女たちが、何らかの縁で出会い、マイナスから這い上がろうと踏ん張っている姿を描いている。ひとりひとりのソロの歌割や台詞があって、“6人”じゃないと絶対に歌えない歌になっている。
でんぱ組.incにとって大切な曲で、1月の武道館でも1曲目に披露されるなどした。
マイナスからのスタートなめんな!
そう、力強く歌う相沢梨紗さんに励まされた人はどれだけいるだろう。
地の底でうごめいてたんだ どん底も経験してんだ
夢を見たっていいじゃん 見返してやるし
我らの名前は でんぱ組.inc!!!!!!!!!!!!!!!
弱い人が強くあろうとする姿はなんて美しさよ。
みりん りさ ねむ えい もが ピンキー
6つの光をいま ひとつに
“6人”じゃないと絶対に歌えないこの歌が、大っ好きだ。
そしてこの楽曲の続編のW.W.DⅡ。こちらもヒャダイン大先生によるもの。
この曲には
なんでみんな逃げ回ってんの
本音で話し合ったらいいじゃん
ケンカをして泣けばいいじゃん
もう逃げるのはやめにしよう
この6人だから這い上がれたんだ
絶対 絶対 誰も欠けちゃいけないんだ
という歌詞があって。でんぱ組.incはほんとにこんな感じのグループなんですよ。
例えばピンキーがメンバーに相談せず大胆に髪を切ってもがちゃんがインスタにブチギレ投稿をするとかあったけど。私はそういう大胆な喧嘩をできるのも信頼の現れだと思ってて。
でんぱ組.incは百合営業なんかできるような器用なグループではなくって。しょっちゅう意見分かれて喧嘩して泣いて…ってやってたけど、それができたのはメンバーがお互いを信頼し合ってたからなんだよ。意見が分かれることはあるけど、「でんぱ組.incが好き」っていうメンバーひとりひとりの気持ちは本物だったんだよ。
少なくとも私は今年の1月20日に開催された日本武道館でのライブでそう感じた。
6人のでんぱ組.incがほんとうに好きだった。
最上もがちゃんが大好きだった。
一番顔整ってる癖にライブの時は汗で一番顔面ぐっちゃぐちゃにしてるもがちゃんが大好きだった。
本当はグラビアはやりたくないけどそれででんぱ組.incに貢献できるなら、と無理してグラビアも頑張るもがちゃんが大好きだった。
金髪ショートもぶっちゃけやめたいけどでんぱ組.incのバランスを保つためにやめないもがちゃんが大好きだった。
同時に加入したピンキーとイチャイチャするもがちゃんが大好きだった。
でんぱ組.incのことを「面白集団」と形容するもがちゃんが大好きだった。
最上もがちゃんが、大好きだった。
そして、もがちゃんは、でんぱ組.incが大好きだった。
ファンの方やアンチやその他のよくわからん人に不仲とか言われるけど、寄せ集めグループではじめから仲良い人達っているのですか?ほぼ5年、ほとんど一緒の時間を過ごして、苦悩を共にしていざこざがあっても、少なくともぼくはあなたたちよりメンバーのことよーく知ってるし大好きですよ。今も昔も。
— 最上もが (@mogatanpe) 2017年7月4日
自分が全部正しいなんて思ってないし、間違ったこともしてしまった。何か衝突があったらお互い謝って解決したり、直さなきゃと思って必死になりました。傷つき傷つけられ、なんで言っちゃったんだろうって思う。そして、揚げ足取るのはいつも知り合いでもない無関係なファンもどきの人。
— 最上もが (@mogatanpe) 2017年7月4日
メンバーのこと、そんじょそこらのよーわからんやつに悪口とか批判されるのが一番腹立つよ。みんなは誰とも喧嘩しないの?わかり合おうともしないのですか?それを一方的に誰かのせいにして責めるのはさぞ、楽でしょうが、傷つく人がいることを忘れないで欲しいです。誰かだけが悪いことなんてないよ。
— 最上もが (@mogatanpe) 2017年7月4日
でんぱ組として過ごした日々は自分の人生にとって、とても大事な時間であり、大事な存在です。
だからこそこれからもでんぱ組を続けていきたいし、またステージに立ちたいです。いままでの気持ちとこれからの気持ち。|でんぱ組.inc 最上もがオフィシャルブログ「もがたんぺぺぺ」Powered by Ameba
また6人でステージに立ちたいという気持ち、メンバーのことを好きな気持ち、何1つ変わってはいない
でんぱ組.incを脱退しました。|でんぱ組.inc 最上もがオフィシャルブログ「もがたんぺぺぺ」Powered by Ameba
それなのに。
でんぱ組.incを好きでも何でもない「大衆」が、面白がって不仲とか言って騒ぎ立てるから。「大衆」が、面白がって人の心を弄ぶから。もがちゃんは心を壊してしまった。
関係ない人が好き勝手言わないでよ。でんぱ組.incのことなんか何にも知らないくせに。
もがちゃんは随分前からメンバーをフォローしてなかったのに「最上もががメンバー即リムして爆笑」みたいなツイートがバズってたり、まとめサイトが面白おかしく不仲説を提唱していたり、ほんとうにやるせない。
メンバーもオタクももがちゃんが大好きで、もがちゃんもメンバーもオタクも大好きで。それだけなら平和な世界だったのに。全然関係ない第三者が面白半分な悪意のせいで。
返してよ。
私の、私たちの、でんぱ組.incの、最上もがちゃんを返してよ。
弱いけれど、人を信じて、好きになって、一生懸命頑張っていたのに。
関係ない人、「大衆」のせいで“6人”のでんぱ組.incがこんな形で終わってしまってほんとうに悲しい。
きっともがちゃんも5人も悩みに悩みぬいて出した結論だと思うから軽々しく「やめないで~」なんて言えない。6人が出した結論なら私はそれを肯定し甘んじて受け入れたい。ただただ、悲しい。やるせない。もう2度と6人のWWD、WWD2、WWDBESTを見れないと思うとどうすればいいのかわからない。もうここ数日喪失感が凄まじくてまともに眠れていない。なんで、なんでこんなことになっちゃったんだろう。
有名人を「人間」として捉えず「コンテンツ」として扱う大衆心理はほんとうに恐ろしい。
悲しいけれど、最上もがさんの件はきっともう仕方ない。今更あれこれ言ってももう帰ってこない。
だから、せめて。
関係ない他人の悪意で辛い想いをする人が、ひとりでも減ればいいのにな、と祈るのだった。
あのね 終わりなんてこないって 笑ってあげる
終わりなんて、こないと信じていたのにな。
以上です。
「小倉唯」を始めた日
私は、小倉唯が大嫌いだった。もはや憎かった。
その理由は簡単で、彼氏が小倉唯を大好きだからである。
ツイッターなどで小倉唯さんを目にするたびに「小倉唯さんは小柄で顔も声もかわいくてスタイルも良くてフリフリが似合って踊れて仕事も頑張ってて勉強もできてなんでも完璧なのに、私ときたら……」とめちゃくちゃ落ち込んだ。
私は顔はブスだし声もかわいくないしフリフリは似合わないし大学はFランだしこれと言った特技も芸もない本当に何も無い女だ。小倉唯さんに勝てるものと言えば年齢くらいである。いや年齢なんて先天的なもので勝っても……
彼氏の理想の女の子が小倉唯さんなら私は一生それには近づけない。小倉唯さんは、「女の子」として完璧すぎる。アンドロイドのようである。小倉唯さんみたいな女が好きなのに、何故彼氏は私を選んだんだ? いつか幻滅されて捨てられるのではないか?
などと思って小倉唯さんが嫌いだった。嫉妬していた。
なるべく小倉唯さんを視界に入れたくなくて「唯」をミュートワードにしていたくらいである。
【追記】
確かに小倉唯さんのことは嫌いだったけど、それを彼氏の前で言ったことはない。自分も同じオタクだから推しに真剣な気持ちもわかるので絶対に批判しなかったし「ライブ行かないで」などとも言っていない。
が、このツイートの動画を見て私は「おや?」と思う。
「ゆいちゃんの鶏肉ぅ~?」
— 🍒ぜろすま🚩 (@zerosuma) 2017年6月18日
「ゆいちゃんのもも肉~?」
「でもゆいちゃんはもーーっとすき♡」
上坂すみれがただの限界オタクな件 pic.twitter.com/VvQ82cVVNc
このツイートの主体は上坂すみれさんであるが、私は小倉唯さんの対応の意外性に驚いた。
私の中の「小倉唯」さんは「ゆいちゃんのもも肉~?」と来たら、「ゆいのもも肉はここだよ♡」と言いながらエプロンをめくって太ももを見せることでオタクを喜ばせるような存在であった。
しかし、動画で小倉唯さんは自分の太ももを見てしばし思案した後に「……ないわ。」と答えた。ここでエプロンをめくったらオタクが喜ぶのはわかっていたが、なんとなく嫌悪感を感じたのではないかと私は考える。
この動画をきっかけに私は「小倉唯ってアンドロイドじゃないのか?」と思い始めた。
で、次にこれ。
オタクから水瀬いのりさんのCDを借りyoutubeでStarry WishのMVを見ていたらvivid繋がりでおすすめで出てきて、上記ツイート以来小倉唯さんを考え直し始めていた私はなんとなく見てみた。
すると、なんでか知らんが小倉唯さんが殺陣で男を殴り蹴り倒してて「……いや何やっとんねん?オメ~は城の姫だけやってればいいんじゃないのか」と笑ってしまった。
思いのほかかっこいい(笑)MVが再生されたのがツボで私はそのままおすすめにあるこちらを見た。
これ。これである。これで完全に落ちた。
ピアノの音に合わせてワンフレーズ歌ってから本演奏に入るのがかっこ良すぎた。
もともと内田彩さんや山崎エリイさんのように「かわいい人が見せるかっこいい姿」にとことん弱いので完全に好きになってしまった。
そもそも俊龍先生も只野菜摘先生も大好きなのでこんな楽曲聴いたら軽率に優勝してしまう。iPodにSTRAWBERRY JAMが入ってた(前に研究目的にTSUTAYAで借りた)のでこれを見た日以来ずっとRaiseをリピートするようになった。
このRaiseを目にしてから私のツイッターは小倉唯さんで染まり始める。
どうしよう。Raiseのライブ映像見てから小倉唯さんが頭から離れない。助けてくれ
— みんり (@pnk_mgnd) 2017年7月1日
小倉唯さんのSNS全部フォローしたし、このままだと自分でチェリパス買いそうだしパシフィコも行ってやるみたいな気持ちになってるし私はどうしてしまったんだ…??
— みんり (@pnk_mgnd) 2017年7月4日
つい数日前まであんなに憎んでた女で胸がいっぱいになってしまい自分でも混乱している様子がよくわかる。
その過程で小倉唯オタクのフォロワーから「1stライブを見ないと始まらないしあれ見せて始まらなかった人間がいないレベルであれを見せた人間はやられましたよ」「“小倉唯”を始めましょう」と言われ、私は彼氏から1stライブの円盤を借りる約束をする。
正直彼氏と小倉唯さんのライブを見て彼氏が小倉唯さんに夢中になってたら殴り殺してしまう気がしたので、できれば円盤は一人で見るつもりだった。が、小倉唯さんを始めつつあった私はライブを早く見たくてたまらず、結局彼氏といっしょに見ることにした。
そして、HAPPY JAMからちょうど2年の今日。
殴り殺さないかヒヤヒヤしながら彼氏と『小倉唯1st LIVE「HAPPY JAM」』を見た。
…………完全に「小倉唯」を始めてしまった。
まず、本編ラストのSing-a-ling-a-Harmonyの
みんながいて わたしがいる そんな奇跡の中で
悩みながら今日も ちゃんと頑張れるの
で泣きそうになってる唯ちゃんを見て私まで泣きそうになってしまって……
唯ちゃんはどこか頑張り過ぎなところがあるように感じていて、例えば今年の母の日のブログでは
「昔は、小さい頃から
毎日毎日お稽古や塾、レッスンに通い詰めだったから、もっともっと遊びたかった。子どもらしくしたかったって思ったことも何度も何度もあったけど。。」
「強がりな私は、母にさえも
弱いところをあまり見せないようにって 普段から 気を張っちゃうところがあるんです。 心配かけないようにしなきゃって。」
なんて言っていて、この子いつ遊んだんだ…?誰に甘えて生きているんだ…??と心配になっていたのである。
だから、泣きながら「ちゃんと頑張れるの」なんて歌うもんだから私も軽率に泣いてしまった。「ちゃんと」頑張れるってなんだよ、頑張るにちゃんともクソもねえよ。
そしてアンコールでのMC。
「このライブは絶対に成功させなきゃいけない、っていう自分のなかのプレッシャーみたいなものもあって……」
「私はいつも『考え過ぎだよ』って言われるくらい変に真面目なところがあって、お仕事も頑張りたいし、学校も頑張りたいし、こうやってみんなとの素敵な時間も大事にしたくて、でも、それを全部叶えるにはほんとうにほんとうに自分が頑張らないとできないことだなって思って……」
「始めの頃は自分だけが頑張ってるような本当に自分ひとりだけの世界のなかで戦わなきゃいけないようなそんな苦しい気持ちになったりしたこともあったけど……」
「こんな私を……」
な~~んて言うからさあ!!もう!!!
私がどんなに憧れてなりたくてもなれなかった唯ちゃんがさ!コンプレックスまみれでさ!!なんで?!私に持ってないもの全部持ってるのになにをそれ以上求めるの?!なんでそんなに自分を追い詰めるの?!!私は唯ちゃんにめちゃくちゃ嫉妬してたから知ってるけど、唯ちゃんはめちゃくちゃ努力家で魅力いっぱいだよ!!!!!!と心の中で叫んでしまった。
そして最後に
「今まで頑張ってきた自分にも、やっと最近ちゃんと頑張れたなって思うようになって、でもまだまだこれからの部分もいっぱいあって、これからもちゃんと自分を見つめながら、自分を守りながら、これからも頑張りたいと思っています」
って……唯ちゃんが自分の努力を認められてて……うっ…よかったね唯ちゃん……唯ちゃんは充分頑張ってるよ………。
上記は抜粋だけどエモ過ぎてMC全部文字に書き起こしちゃったよ。
なんかね。小倉唯さん、あれだけ完璧でアンドロイドにさえ思えるかわいい女の子なのに、なんでこんなに自己肯定感が低くて自分を追い詰めがちなんだろう。めちゃくちゃ心配である。
私は小倉唯さんの「完璧」なところが嫌いだったので、そんな小倉唯さんも劣等感に苛まれるのかあって思ったらなんだか急に親近感が持ててほんとうに大好きになった。
小倉唯さんがもっと安らかに過ごせる世界になるといいなあ。
以上が小倉唯1st LIVE「HAPPY JAM」の感想。
彼氏が無言で『小倉唯1st LIVE TOUR「High-Touch☆Summer」』も差し出してきたのでそれも見た。また唯ちゃんが大きい会場を前に涙を流しててほんとうにこの子はいつも自分を追い詰めがちだなと心配になった。けど楽しそうでよかった。
彼氏と小倉唯さんを鑑賞したら彼氏を殴り殺してしまう気がしたが、そんなことはなかった。彼氏は存命である。
私が「幕張のRaiseを見て好きになった」と言ったら同意しながら嬉しそうにしてて、セトリを覚えてる彼はRaiseの前に必ずニヤニヤしてて、Raiseが来てブチ上がる私を見てまた嬉しそうに笑ってて、なんだかすごく平和な時間だった。今まで彼氏が唯ちゃんの話をするたびに笑顔で流しながらも内心ムカムカしてた自分が嘘のようだった。誰かと同じコンテンツをわかり合えるのは、とっても素敵なことだ。
小倉唯さんのライブを見て、私は小倉唯さんになれないし、ならなくて良いと感じた。当然のことであるが、私は今までそれに気づけなかった。
あれだけ完璧に思えた小倉唯さんだってコンプレックスに苛まれるんだし、きっと人間にはみんな自分では気づけない魅力があるのだ。
顔面も性格も学歴もFランな私だってきっと良いところがあるはずだ。
HAPPY JAMから2年も出遅れてしまったが、私は今日、“小倉唯”を始めた。
おわり。
(気づいたら日付超えてしまってた)
(彼氏はこれを目にしてしまった時は連絡ください)
【内田彩】Early summer Party~Everlasting Parade~【セトリと感想】
生きてて…よかった…
昼の部は用事あって行けなかったので夜の部だけ参加。
女限エリアでそこそこ見やすい位置にいられ大満足。
適当にセトリと感想まとめてきます。
1.Floating Heart
パレイドは夜更かしして
パレイドにピリオドはない
12時の合図 魔法は解けない
という歌詞があるこの曲で~Everlasting Parade~公演が幕開けするの最高ですね。
終わらないパレードの始まりだ~!!
2.Party Hour Surprise!
近くの女オタが振りコピしててスゲエってなりました。
確かにPHSは彩の振りが決まってるし振りコピに最適かもしれん。
3.Merry Go
直前に嫌なことあって落ち込んでたから歌って欲しいなと思ってたので、歌ってくれて嬉しかったです。アルバム「アップルミント」の不思議ちゃん枠。
4.リードを外して
記憶が無い。
5.笑わないで(ピアノアレンジver.)
これもう…ッッ!めちゃくちゃ良かったですッッ!!!!
ゆっくりしっとり歌い上げるから原曲とはだいぶ雰囲気違うんだけど…もう切なくて苦しくて…うぅ……
原曲よりピアノアレンジの方が好きでした。音源化して欲しい。
彩の表現力が豊か過ぎて「もしかして彩…ほんとうに叶わぬ恋をしてるのでは……?」と錯覚しました。さすが声優、そして表現者ですね。
オタクが誰も叫んだりしなくてよかったです。内田オタクやればできるやん。
6.ピンク・マゼンダ(ピアノアレンジver.)
生きてて…良かった……
もう50万回くらい言ってるけど私はIDがpnk_mgndなくらいピンク・マゼンダが大好きで、いやもう、ね。むり。歌い出しの「ベイビー」から号泣である。あまりにも泣き過ぎて終演後に化粧崩れを気にするという。
ピアノアレンジのピンク・マゼンダは原曲よりも力強くて、生き生きしてて、そしてとっても優しくて。
原曲は電子音が混ざりどこか無機質なのに対して、今日のピンク・マゼンダはすごく「生」を実感しました。
女の子が力強く生きている様が表現されていたなあ。
私もピンクで包んで生きていきたい。ほんとに素敵だったし嬉しかったなあ。ありがとう、内田彩さん。
「武道館を超えることはできないけど、なにか武道館とは違ったこと、サプライズをしたかったので、スタッフさんとも話し合ってアコースティックアレンジやピアノアレンジを取り入れてみました」
(意訳)
と内田さんもおっしゃってましたが、ピンク・マゼンダに関しては武道館を超えたというか良さみを最大限引き出したというか史上最高のピンク・マゼンダでした。生で聞けてよかった生きててよかった。
ツイッターのTLがピンク・マゼンダの話題で持ち切りで、すごく嬉しく思います。
ピアノアレンジ最高でしたし、ほんとにいつかアレンジだけのワンマンやって欲しいなあ~
7.Daydream
最高…ピンク・マゼンダとDaydreamの姉妹曲を連続で聞ける機会が人生でもう一度あるなんて…武道館で終わりかと思ってた……幸せ。
武道館ではプロジェクションマッピングを用いたから内田さんも綿密な動きとブレない歌声を要求されていたけど、今回は自由にのびのび力強く歌っていて良かったです。
8.Like a Bird
ンア~~~優勝~~~~!!!!
夜の部はwy、FH、EP、に加えピンク・マゼンダやMerry Goのようなかわいらしい曲しかやらないと思ってたので不意打ちでした!
二番でずっと女限のとこで歌ってくれてそれはも~~かわいかった!
9.Ruby eclipse
「太陽に恋する向日葵」がモチーフの、届かない人に恋する歌だと気づいてからこの歌大好きなんですよね。
Like a Birdからの流れでONE WAY(定番)かな~と思ったけどRuby eclipseが選ばれて嬉しかったです。そうやって曲を対等に扱う内田さんほんと大好き。
誰からも愛されて 孤独も君を愛した
太陽(手の届かない好きな人)をこう表現してるのとか最高で。孤独も君を愛した=君は誰も選ぼうとしない、って言い回しがめちゃくちゃエモいなと思います。
内田彩恋愛ソングでまとめて考察記事書きたいけどいつになることやら…
10.with you
ん~~~~♡♡ぁゃ~~~~~♡♡♡
武道館以来何度with youを聞いて彩に思いを馳せて泣いたことか…
また聞けて嬉しかったです。武道館での彩と重なって自然と涙がね。出ちゃったよね。
11.Everlasting Parade
公演名にもなってるこの曲。
とびきりの
Ever Everlasting Parade
Ever Everlasting Parade
奇跡みたいな景色分け合おう
まさにこんな感じの気持ちでした…
彩がさ、この歌すっごく楽しそうに歌ってて。つられて私もニコニコしちゃって。彩が楽しそうだと私も楽しくなるから内田彩さんの力って偉大だなあって思います。やっぱり楽しそうな内田彩さんが大好きです。
いま目が合った?のとこで女限エリアで爆レスしててめちゃくちゃかわいかった。
「聞かせて♡」とかは最高にかわいいし、Paradeに合わせてフッフーー!も楽しかったし思いのほか楽しい曲でしたね。
10ヶ月ぶりのライブの2部のタイトルが「Everlasting Parade(終わらないパレード)」ってエモ過ぎるし、ほんとにこの時がずっと続けばいいのにな、って心底思いました。終わらないで欲しかった。
12.Sweet Dreamer
〆のSweet Dreamer、ふつうに聞くよりもひとしお身に沁みますねぇ。
同じ空の下 同じ未来描き
これからもずっと そばにいてほしくて
これからもずっとそばにいます…いさせてください内田彩さん……
時には泣きたい日も 一人寂しい夜も
キミといたあの世界だけを 思い出していたの
時には泣きたい日も 一人寂しい夜も
いつか見たあの景色だけを ずっと探してる
やっぱり内田彩さんのライブは何にも代えがたいくらい大切で素敵でした。内田彩さんといた「あの世界」を、内田彩さんと過ごした「あの景色」を、私たちオタクはずっと探しているのでしょう…(思わずセンチメンタルになるオタク)
❀まとめ
内田さん、ちょいちょい歌詞間違えたり飛んだりしてましたが、そんなところも愛しかったし、武道館よりのびのび歌えてる証拠だなと嬉しかったです。武道館はクオリティの最高に高いライブだったけど、今日は優しさとかアットホーム感といった、クオリティとは違う魅力のある素敵なライブでした。
また彩の元気に歌う姿が見られて嬉しかったよ。
久々に「生きててよかった」と思いましたし、内田彩さんに会うといっつも元気もらえるなあと感心します。見事に私の湖にSMILEを照らしてくれてるわけです。
そして新アルバム発売決定に幕張メッセでのワンマン!おめでとうとっても嬉しい!!貯金が底をつきそう!!
「内田こんなこともできるんだ~って思ってもらいたい! 」
って言ってたけど、正直私の貧乏な発想では今以上の曲のレパートリーが思い浮かばないので、内田さん今度は何してくれるのだろうと期待が止まりません。
アイドル声優・ユニットが続々活動休止するなか今ついていくべきは間違いなく内田彩だ!!
おわり。
【山崎エリイ】 First Live 2017 Teenage Symphony For You
フォロワーのサンリオゆるふわゆめかわ女ちゃんと行ってきました。
ライブはひとりで行くことが多いので、開演前にいっしょにパンケーキ食べたり(ボリュームがエグかった、世の女はあんなもん食べてんのか)、終演後に感想を語り合えたりいつもとは違ってすごく楽しかったです。ありがとう。
さて、記憶が薄れないうちにセトリとか思ったこととかバーッと書いてきます。
1.全部キミのせいだ
失くしたもの数えるより 二人で笑おう
この歌詞めっちゃ好きでね。ふつう「失くしたもの数えるより」系比較構文って「もらったものを数えよう」が続くと思うんだけど、この歌はなにをもらったとか数とかそういうの吹き飛ばして二人で笑おうって全く関係ないこと言ってて、大好きです。
MCで「 優しく言えば、全部キミのおかげ」って言っててちょっと面白かった。
2.Lunatic Romance
タンバリン曲だった。エリイちゃんがんばってたね~(^_^)
afraid…とLunatic Showしか知らないけど櫻口葵子さんの書く曲すげえよな。
3.空っぽのパペット
空っぽのパペットが恋を知って感情を覚えるけどそれを上手く表現できない曲だと解釈してたので、エリイちゃんが
「出せないアツい感情を表現する曲」
みたいなこと言っててそうそうそんな感じ~~!!って(?)
「空っぽのパペット」自体は無機質で無表情だけど、内で蠢く感情は熱烈な恋心、っていう矛盾というかアンビバレンス?が好きです。エリイちゃんもそんな感じのニュアンスを丁寧に表現しててとても素敵でした。
4.ドーナツガール
ドーナツガールで踊り狂いたいのに座らせるなんて鬼畜か!!!って思ったけどエリイちゃんが自分の列の花道で立ち止まって歌ってくれてめっちゃ近くて嬉しかったですかわいかったです……
文句言ってごめんevryingFC最速先行…………
5.雨と魔法
優しい、曲だなあ……
友達が落ち込んでるときとか、すっごくすっごく元気出して欲しいし涙も受け入れたいし抱きしめたいし励ましたいし慰めたいし…っていろいろ思うんだけど、何が正解なのかわからなくてオロオロしちゃうことが多くてね。そんな友達を救えない無力な自分を嫌になることが結構あるんだけど、まさにそんなときの気持ちを優しく肯定してくれる曲だなあって。
魔法は起こらない 知っているけど
気づかないふりをして ねえ待ってようか
6.My frist love
両親や恋人のことを考えながら聞いてました。
途中まで恋人の比重重めだったんですけど、
あなたがくれたわたしだから
いつかは旅立ちの日が来るのでしょう
でもきっと繋がってる
ここで、完全に親のことを考えて聞くようになりました。
今までの私を形成してくれたのは確実に親だし、先に旅立ちがほぼ確定してるのも親なので。
朝早く出勤する両親と、遅く登校し遅く帰宅する私で、最近あまり生活リズムが合わず、顔を合わせる機会が減っていました。
高校時代は少なくとも母親とは生活リズムが同じで結構会話をしてたんですけど、最近は会話も減ってきたし、卒業後の進路など考えが合わないことも増え、交流を少し避けていました。
でもエリイちゃんが歌うこのMy first loveを聞いて、ああ親をもっと大切にしなきゃなあ、と思いました。そりゃあ親の考え方が古くて「ママに話してもわかってくんない!もう相談しない!」「パパはいつもそうやって私の事情をなんも考えてくれない!」って思うことだってあるけど、いまの私がいるのは、たしかに、親のおかげだもんなあ。
5月に父も母も誕生日を迎えるので、プレゼントだけじゃなくて手紙も添えようと思いました。あなたがくれた、わたしだから。
7.Pearl tears ♢°
あのねえ、ガチ泣きした。
My first loveで親のことを一生懸命考え過ぎて全く次の曲を予想してなかったんですけど、イントロでPearl tears ♢°だってわかった時点で、「あ、親が死んだ(仮定)……」って思ってもうそこから涙が止まらなくなっちゃった……
まあそれでも、親が死んだときのことは全く想像できなかったんですけどね。その代わり、父が29歳のときに祖母(父の母)を亡くし、その数週間後に私が生まれたことを思い出しました。
昔は29歳なんて大人に思えたけど、私が19年生きてきた感想としては9歳の私も19歳の私も大差ないんだよね。だからきっと、29歳の私もいまの私と変わらないんだろうなって。そして父は、その29歳のときに「母」を亡くし、その直後に「父」になった。
辛かっただろうなあ。10年後に母を亡くすなんて、いまの私には全然想像できないもん。そりゃ母は考え方がゆるふわなところがあってうざいなんて思うこともあるけど、ここまで大切に育ててくれてほんとうに感謝してるし、いなくなるなんて、ほんとうに、考えられない。なのに、父は29歳で、父の母を亡くしたんだなぁ。
父はしつこいくらい「家族はいっしょにご飯を食べるべき!」って言ってきて、友達付き合いやデートやバイトなどがある身としては面倒臭いことこの上ないんだけど、もしかして若い頃に母を亡くした経験からその信条は来てるのかなって初めて思い当たりました。なんで今まで気づかなかったんだろう。
ほんと、ずっと祖母を亡くしたときの父のことを考えて泣きながら聞いてました。推しのライブで父を想って泣くなんて意味不明ですね。アハハ
☆山崎エリイの軌跡(独白?)
エリイちゃんとは同い年の同性だけど人生違い過ぎて眩しくて死ぬかと思ったわ。
☆バレエ披露
独白後、十代交響曲のバレエ時の衣装に着替えて登場。独白にて
「十代交響曲のPVでバレエをみなさんに披露することで、ひとつ壁をまた越えられたのかなと思います。(略)今日は、みなさんに見てもらいたいものがあります」
と言ってたのでああバレエくるな~と。バレエ披露で「壁を越えた」って思うほど、エリイちゃんにとってバレエは重いものだったのかと少しばかり驚きました。
前々から「一度でいいからエリイちゃんのバレエ生で見てみたいなあ。でも十代交響曲歌ってるときに踊るのは無理だしな~うーむ」と思ってたので嬉しかったです。
バレエに関してはよくわかんないんですけど、めっちゃきれいだった!しゅごかった!
8.cakes in the box
バレエ披露が一曲終わってもエリイちゃん静止したままだから「拍手するのはまだ早いのかな?」って息を飲んでたら、そのままcakes in the boxが流れてそれに合わせてエリイちゃんがしなやかに踊るもんだからいや~~もう最高だった!!
cakes in the boxはエリイちゃんの曲のなかで一番好きな曲で!
「(ライブで)cakes in the boxとかどうなるんだろう……」
(星の宮殿 #86 2017.02.22)
って言ってたの覚えてたからどうなるか楽しみにしてたんだよ~~!!こんな導入エリイちゃんにしかできないし、cakes in the boxがエリイちゃんの曲でよかった!
生歌はCD音源の57倍くらい力強くて草。特に最後の
音楽をとめるのも ねじをまくのも 私なの
がまじで「私が世界を決める!」みたいな強い意志に満ちてて思わず跪きそうになった。女神か?
この曲はアルバムの中で唯一エリイちゃんがリクエストして作ってもらった曲らしい。「ゴシックな曲を歌ってみたかった」と。最高。やっぱ只野菜摘先生だいしゅき。
欲を言えば胸の開いたドスケベドレスを着て欲しかった。
9.Zi-Gu-Za-Gu Emotions
みんなで踊って楽しかったねエリイちゃん~(^_^)
10.アリス*コンタクト
アリスということで最後にうさぎポーズをするエリイちゃんがとてもかわいかったです。台詞部分も音源より無邪気でかわいさ◎
11.星屑のシャンデリア
12.十代交響曲
やっと生で聞けた~~(;__;)
バイトでリリイベひとつも行けなかったのでやっと聞けて嬉しかったです。めっちゃかっこいいし力強かった。
十代交響曲の鬱々としてるけど最後に希望を見出す感じ大好きです。hisakuniせんせいほんと好き。いつもありがとうございます。
EN1.Dreamy Princess
マア来るやろな~と。本編では結構「ギャップの演出」「感情を表現」にこだわってたからどこか作りものなエリイちゃんが多かったので、アンコールでそういった縛りから解放されててとても楽しそうで自由でかわいかったです。
EN2.星の数じゃたりない
星の数じゃたりないをトリかENでやってくれ~~~(言うだけならタダ)
— みんり♢° (@pnk_mgnd) 2017年4月23日
やったぜ。
すっごい楽しかったです。全体的にブチ上がるというより魅入ることの方が多いライブだったけど、これはありえんオタクスマイルで楽しめました。
この一瞬はずっと宝物 心に刻み忘れないように
今日を忘れないよ。エリイちゃん、素敵な1日をありがとう。エリイちゃんはずっと「みなさんが集まってくれて嬉しい」「ここにいれるだけで嬉しい」なんて喜んでくれたけど、私たちもエリイちゃんのファーストライブに来れてすっごく嬉しかったよ。
どんな顔でさよならをいえばいい?
笑顔でさよならしてくれたね。明るくて、さっぱりして、後腐れの無い幕引きでした。「楽しかった!」っていう明るくて単純な気持ちでライブを〆られたのでとても良かったです。
☆まとめ
とても素敵なライブでした。楽しくなったり、悲しくなったり、感動したり、微笑ましく思ったり、救われたり……とたった2時間でたくさんの素敵な感情を味わわせてもらいました。
そして、山崎エリイちゃんが、めちゃくちゃ眩しかったです。
同じ19歳の女の子なのに、エリイちゃんはステージで多くの人に慕われてひとりでキラキラ輝いてるのに、私はその大勢いる客の一人に過ぎない…ってちょっと病みかけました。
まあでもその点に関しては思い直してて。
私はエリイちゃんみたいに華やかに活躍する場はないけれど、エリイちゃんのように頑張って誰かを笑顔にすることはできるなって。たとえばそれは部活を頑張ることだったり、アルバイトでもっと顧客を考えることだったり、親に感謝の気持ちを表明することだったり。私とエリイちゃんは全然違う世界を生きてるし、エリイちゃんは私なんて知ったこっちゃないけれど、でもそうやってエリイちゃんからもらったものを私が誰かにあげることはできるんだよ。
私はエリイちゃんにはなれないけれど、私は自分の人生を私なりに頑張ればいいんだなあ。そうしたらきっと、自分がスタンディングオベーションしてくれるはずだから。なんてね。
以上!
【内田彩楽曲考察①】只野菜摘先生の楽曲について
*はじめに*
(内田彩さんをリスペクトして全角アスタリスク*を付けてみました。)
内田彩さん、喉の完治おめでとうございます。ほんとうに嬉しいです。
SUMILE SMILEのリリイベに参加できて本人の口から聞けたことも嬉しかったです。
何か月前の話題だよって感じですね。この記事を書き始めてもうnか月経ってます。
久々に見た生のうっちーは楽しそうで、エネルギーで満ちていて、ああ元気になってくれてよかったなあと心底思いました。
さて、このたびは内田彩楽曲を聞きながら考えてたことを、内田彩さん自身の発言を交えながら①只野菜摘先生の楽曲、②マイナスを肯定する楽曲、③恋愛ソングの3回に分けてつらつらと書いていきます。
まずこの記事を書くきっかけになったのが「あれ?只野菜摘先生の描く歌詞って一貫したメッセージがあるのでは?」という気づきでした。
なので第一弾の今回は、只野菜摘先生の楽曲であるピンク・マゼンダ、SUMILE SMILE、Blooming!(+おまけでDaydream)についてお話します。
全体を通しての今回のブログのテーマは「宝箱」でして、内田彩楽曲に触れる時のキラキラした気持ちを記事に詰め込めたらなあと思います。
では早速楽曲に触れていきましょ~
♡ピンク・マゼンダ
この曲の主題は「生きてくうえで絶対ある辛いこと嫌な記憶も、ピンクの気持ちで包み込んでずっといっしょに生きていこう」だと私は捉えています。
ピンクの気持ちというのは私の造語に過ぎません。この歌の女の子がピンク色を見つけたときの、ささやかだけど嬉しい気持ちのことを勝手にピンクの気持ちと呼ぶことにします。
では先ほど提示した主題をひとつひとつ紐解いていきます。
まず、この歌の女の子は生まれたときからピンク色が大好きで、日常のなかにふとピンク色を見つけると幸せになれる感性を持っています。
夜明けがブルーにローズなだけで上機嫌だった
たとえば二番のここは、女の子のピンクへの想いがわかりやすく描かれています。夜明けの空の藍色のなかに、ほんのりピンク色を見つけただけで嬉しい気持ちになった、と。きれいな描写ですね。大好きです。
内田彩さんもピンクという色に対して、武道館の円盤発売記念イベントで
「ピンクは女の子を素敵な気持ちにする色」
2017.01.29 AYA UCHIDA Comlete LIVE~COLORS~ Blu-ray発売記念イベント
このように発言なさっていました。
私はこの女の子の気持ちがなんとなくわかるんですけど、みなさんはどうでしょうか。こういうのって女子特有なんですかね。男女で脳の仕組みが違う、と理解を放棄する考え方が私は嫌いなのでなるべく性別関係なくこの気持ちを共有したいと思うのですが。
また、ピンクが嬉しい・幸せなことの象徴であるのとは反対に、嫌なことを象徴する色は「灰」だとしています。
争いあうことや 憎しみあうことでこの世界は灰になってしまう
「ピンク(嬉しいこと)⇔灰(嫌なこと)」という対比ですね。
そして、この女の子は灰な出来事にもピンクの気持ちで対応しています。
そのタクシーは自分のだって言う人に逢った
にっこり笑顔でかえした バツが悪くなるくらいの
桃いろのバツをつけて先を譲る
自分が先にタクシーを先に待っていたのに、後から来た人に「そのタクシーは自分のだ」と言われ、嫌な気持ちになった(灰な出来事)。でも、イラッとした態度は表に出さず、逆に相手がバツが悪くなるくらいの笑顔でその人にタクシーを譲った(桃いろのバツをつける)。
こうやって嫌なことを、笑顔で跳ね返すのがこの歌の女の子の“強さ”であり、核なのだと思います。そしてその強さ、核がどこに由来しているかというと、ピンクの気持ち。ピンク色を見つけたときの、嬉しい気持ち。その気持ちを忘れないようにしているから、灰に出会っても戦うことができる。
“笑顔で跳ね返す”、SUMILE SMILEに繋がりそうですね…。
荒野に咲く花みつけて はっとして泣くように
ここも嫌な気持ちで塞ぎ込んでいるとき(荒野)に、なにかのきっかけがあってピンクの気持ちになった・思い出した(花を見つけた)とかで、はっと我に返ったというか。
きっと、この女の子今までの人生は嬉しいことも嫌なことも全部ピンクといっしょだったのでしょう。
サビのフレーズを集めてみました。サビではこの歌の女の子の抽象的な人生のスタンスが語られています。さすがサビ。
ピンクを混ぜるんだ
(灰の気持ちもピンクの気持ちと混ぜ合わせることで緩和するんだ)
ピンクで包むんだ
(灰の気持ちもピンクの気持ちで暖かく包み込むんだ)
ピンクで癒すんだ
(灰の気持ち、傷ついた心もピンクの気持ちで修復するんだ)
ピンクで生きるんだ
(ピンクの気持ちを持ち続けて生きるんだ)
こんな感じでしょうか。灰の気持ちを全否定するのではなく、ピンクの気持ちをぶつけることで灰の気持ちと上手く付き合おうとしている点がポイントです。
そして逆に、Cメロでは灰をピンクの気持ちで乗り越えた具体例が挙がります。
淋しくなるたび噛んでた親指
ぼろぼろ 愛しいクロゼットのぬいぐるみ
きみが好きだったカシスのジェラート 舌までピンクだった
初めて試した小さな水着や
失恋して封印したワンピや
この部分、この楽曲のなかで一番好きな部分なんですけど、よく見ると全部マイナスな物の羅列なんですよ。
・淋しくなるたび噛んでた親指
・ぼろぼろ愛しいクロゼットの(=引退してる)ぬいぐるみ
・きみが好きだった(過去形)カシスのジェラート
・初めて試した小さな(今はもう入らない)水着
・失恋して封印したワンピ
といった具合に。全部甘酸っぱくて、苦い思い出を含んだ物です。
でも、それらを
全部捨てきれはしないよ キラキラしてた
で結びつけてるんです。
ふつう、嫌な想い出って忘れたいし、消したいじゃないですか。でもこの女の子は違う。嫌な想い出も、灰の出来事もキラキラしていた。だから、捨てない。捨てられない。嫌なこともぜんぶ、大切に抱きかかえながら、これからも生きていくよ、って。
サビのフレーズもそうですが、嫌な灰の出来事を消すんじゃなくて、受け入れて人生を共に歩んでいく、という考え方が根幹にあると思います。
こういう訳で先述した主題「生きてくうえで絶対ある辛いこと嫌なことも、ピンクの気持ちで包み込んでずっといっしょに生きていこう」に辿りつきます。
どうでしょう、ピンク・マゼンダ解釈は伝わりましたでしょうか。私はこの曲が大好きでして、ブログのIDはpnkmgndだしツイッターのIDはpnk_mgndです。武道館の物販でピンク・マゼンダミラーが発売されたときは嬉しかったなあ。ライブ定番曲ではないけれど、ピンク・マゼンダはうっちーに忘れられてないんだ、って。デザインが剝がれないようにトップコートを塗って大切に使っています。
最後に内田彩さんの一番好きなツイートを貼っておきます。
明日LIVEだから、ミント色のお風呂でカシスのジェラート食べてる♪♪
— 内田彩 (@aya_uchida) 2015年5月21日
リラックス〜♪ pic.twitter.com/QTGGAE7Oc9
ピンク・マゼンダに関しては以上です。
♡SUMILE SMILE
最初にSUMILE SMILEについて綺麗にまとまっている記事を紹介します。ご一読願いたいです。
SUMILE SMILE発売にあたって内田彩さんの意図が多くのソースを用いてまとめられています。
この記事を読めば内田彩さんの見解についてはわかるので私は詳しくは供述しません。
めっちゃ雑にまとめると“笑顔の裏に見せる表情こそがこの作品で表現したかったこと”といったことが書いてあります。
では、本題、SUMILE SMILEの歌詞のお話へ参りましょう。
SUMILE SMILEにもピンク・マゼンダと似たメッセージ性を感じる歌詞が散見しています。
いとしさや誓いや勇気
いろんな涙もあるということ
頷くだけで こぼれちゃいそうだよ
抱きしめながらSMILEで 歩いて行こう
言葉より多くつたわる
いろんな涙もあるということ
空むかないと こぼれちゃいそうだよ
抱きしめながらSMILEで 歩いて行こう
やはり、涙(ピンク・マゼンダで言う灰の出来事)を否定するのではなく、受け入れ抱きしめていっしょに生きていこう、といったことを歌っています。
また、涙を嫌なものとして一括するのではなく「いとしさ」「誓い」「勇気」とほかの感情に言い換えたり、「言葉より多くつたわる」と肯定したりしています。
内田彩さんもブログにてこの部分に言及しています。
スミレの花言葉は「小さなしあわせ」*涙の数だけ小さな幸せに気付く事ができるようになるし、幸せに気づいた数だけ笑顔になれる☺︎辛い事なんて生きていれば誰にでも起こる、自分だけに降りかかる特別なことでも何でも無いから、ごまかさないで『抱きしめながらSMILEで歩いていこう』と前を向ける人が小さなしあわせに気付けて結果的に笑顔になれるんだね♪
めちゃめちゃ核心的なこと言ってますね。辛い事に対して「自分だけに降りかかる特別なことでも何でも無い」って言ってのける姿勢、パネェっすね。全国の不幸自慢悲劇のヒロインメンヘラどもに音読させたいです。
また、Cメロを見てみましょう。
ハートにしみこむ涙が 紫のあざを残してる
表情は噓をつけないよ きれいに笑わなくてもいい
笑顔をつくって、ごまかすなんて できないね きっと
ここ、私はいままで「適当にヘラヘラして逃げてんじゃねえ!面上げろ!!」みたいなメッセージかと思って、笑ってごまかして生きてる女子大生としては聞くたびにダメージをくらってました。
でも、最近考え直しました。この部分、「泣きたいときは泣いていいんだよ。涙は悪いものじゃないから」「辛いのに無理して笑うくらいなら、思いっきり泣いていいよ」って意味かもしれない。
だってさんざん涙の存在を肯定してる訳だしそっちの方が自然だよね。年を取ると笑顔でいる方が人間関係を円滑に進められることに気付いて意味もなくヘラヘラしちゃうよね。面白くなくてもニコニコしてさ、嫌なこと言われても笑いながら「申し訳ございません」なんて謝ってさ。ほんとうはもっと不愛想になりたいし、怒りたいし、落ち込みたいのに。
そうやって、内側に押し込めてしまったほんとうの自分の感情を、SUMILE SMILEは、肯定してくれるんだ。
ところで、SUMILE SMILEを聞いて誰もが一度は考えるのが「YOU」「きみ」は誰だ?ってことだと思います。
私の結論を言います。
「YOU」「きみ」に正解はない。
一応いろいろ考えてみました。オタク説、キャラクター説、存在しない説…など。しかしどの仮説で話を進めても、フレーズ単体ではうまくいっても一曲を通してだと矛盾が生じるんですよ。
でも、きっとそれでいいんです。きっとこの「YOU」「きみ」には正解がないのが、正解なんです。
内田彩さんも
「それぞれのSUMILE SMILEを見つけて欲しい」
(2017.01.22「SUMILE SMILE」発売記念SPECIALイベント in とらのあな)
っておっしゃってましたもん。
この、なにを当てはめても矛盾が生じるのは意図的なものなのでしょう。
聞き手に想像の余地を与えるための只野菜摘先生の工夫であり、遊び心だと思います。
だって、正解がないってことは、逆に考えれば「YOU」「きみ」になんでも自由に当てはめられるから。
↓たとえば、これは内田彩さんを小舟・オタクを湖と仮定した絵です。私が描きました。ワハハ
この部分の歌詞を想定しました。
湖の小舟のように
想い出を揺らしながら進む
内田彩さんを小舟、オタクを湖という表現はちょっといろいろ省略し過ぎましたね。
もっと厳密には
・アーティストという孤独な道をひとりで進む内田彩さんを“小舟”
・共に歩むことはできないけれど見えないところで彼女を支えられるオタクを“湖”
ということです。
「オタクは内田彩さんの小舟に同乗することはできないけれど、湖になることで彼女の航海を進みやすいものにすることはできるよ」みたいな。
ほかにも、この部分を
私も出会った誰かの湖に
スマイルをうつしていけるなら
風が吹き 散り乱れても
消えることない強さでいたい
“誰かの湖”がオタクの心の比喩だとすると、「オタクを笑顔にできるなら、辛いことがあってもアーティスト活動頑張れるよ!」ってことだと捉えられると思います。
いつまでも香りが残る
いろんな笑顔があるということ
教えてくれたきみを忘れない
一緒にいる 同じ夢の隣に
これとかさぁ、もうさぁ、「一緒にいる 同じ夢の隣に」とか、自分のことだと思わないと損じゃない?!彩がさ、ここ歌うときにオタクのことを考えてくれてたらめっちゃ嬉しくない?!さっきオタクは小舟に同乗できない湖に過ぎないって言ったけど、それでも!彩は同じ夢の隣に一緒にいるって歌ってくれてんだよ!もうそういうことでいいじゃん!難しく解釈するのやめようよ!
……なんていうか、SUMILE SMILEは、こうやって要所要所で自分の都合の良いように解釈するのが一番楽しいんだと思います。前まで私はSUMILE SMILEを聞くと心を抉られよく気が滅入ってたのですが、それは内田彩さんの望むSUMILE SMILEの嗜み方ではなかったでしょう。
もうSUMILE SMILEを聞いて鬱になるのはやめます。
これからはSUMILE SMILEを聞いて、勝手に切り取って勝手に都合よく解釈して勝手に救われます。
これが、私のSUMILE SMILEです。
♡Blooming!
ピンク・マゼンダとSUMILE SMILEが重過ぎて一番最後に回してしまいました。
この曲の歌詞はピンク・マゼンダとSUMILE SMILEの影がチラ見えして楽しいです。
たとえばここ。
冬の寒さも 抱きしめていた想い出も
輝いている 無駄ではないと
“冬の寒さ”は辛い時の比喩でしょう。花にとって冬は辛いもんね。人間にとっても辛い。
“抱きしめていた想い出”はきっと嫌な想い出なのでしょう。SUMILE SMILEでも涙を抱きしめていました。只野菜摘先生は嫌なことを抱きしめるのが好きなのでしょうか。
で、その“冬の寒さ”・“抱きしめていた想い出”も、“輝いている”・“無駄ではない”、と。
これ、ピンク・マゼンダのCメロの結び(“全部捨てきれはしないよ キラキラしてた”)と全く同じ構成ですね。輝いているとキラキラしてたなんてほぼ同義だし。
夜明けと日暮れがある
いい時ばかりじゃない
めぐりめぐっているこの星に
夜明け(花にとって成長が始まる瞬間=いい時)と日暮れ(花にとって成長が終わる瞬間=悪い時)がある。いい時ばかりじゃない、いい時と悪い時がある。そして、この星ではそのいい時と悪い時がめぐりめぐっている、と。
やはり悪い時を無くそう、避けようとする考え方ではなく、悪い時があるのは仕方がないし必然でもあるからそれと上手に付き合おう、というスタンスを感じられます。
(この考え方はフォロワーさんが教えてくれました、ありがとうございました!)
Blooming!に関してはこんなもんですかね。
内田彩さんのインタビューを読んでもあまり小難しいことは言ってないし、どちらかというとアップルミントからの続きなので内田彩さん自身もそちらに目がいっている感じでした。
【おまけ】Daydream
ピンク・マゼンダの姉妹曲として捉えてるのでこの曲について最後に少しだけ。
この曲でピンポイントで大好きな歌詞がありまして、
たぶん忘れてたのは
思い出じゃなくって 鍵の在り処だった
この部分です。
「思い出を忘れた」のではなく、「思い出を呼び覚ますための“鍵の場所(きっかけ)”を忘れてただけで、思い出は自分の中にちゃんとある」というメッセージだと捉えています。
『千と千尋の神隠し』の「一度あったことは忘れないものさ。思い出せないだけで…」っていう銭婆の台詞と似たことを言っているのかなあって。
私はこの「思い出の鍵」的役割をブログに担わせているので、この歌詞はブログの説明文にも採用しました。知らない人が見たらポエマーっぽくなっちゃうけど。
内田彩さんのインタビューを見たところ、Daydreamの歌詞に言及してることは少ない曲なのでドンシンクフィーリン系の楽曲かなと思います。これ以上Daydreamについて話すのは野暮なんでこれで終わりです。
*おわりに*
と、いう訳で今回の記事で言及する内田彩楽曲は以上です。
結論としましては
只野菜摘先生は悪い時を否定せず、受け入れて自分の一部として生きていこう、という考え方を持ってらっしゃる
といったところでしょうか。
只野菜摘先生のほかのアーティストの楽曲は少ししか知らないのですが、内田彩さんを通してはそういったことを伝えたいのかな、と思います。先生のメッセージ、しっかり胸に響いたぜ!
フォロワーさんが素敵なこと言ってたんで勝手に引用します。事後報告でいいや。嫌がられたら消しとこ。
内田さんの曲の歌詞は、現実味があって
— shimane@ (@shimane_5019) 2017年1月23日
あまりにも理想的な綺麗すぎる歌詞よりも辛いものは辛い、逃げられないことも人生には色々ある、しかしながらそういった世界でも何か小さな幸せを見いだせるという希望を抱かせてくれたりする。
彼女のロジカルな音楽は素晴らしいと思う。そして女子羨ましい
最後に書いてある「女子羨ましい」というのは、ピンク・マゼンダを聞くと女の子の甘酸っぱいほろ苦い感情のことを想って泣きそうになる気持ちのことだそうです。
女子羨ましいはよくわかりませんが、それ以外は素敵な意見だしその通りだと思いました。内田彩さんの楽曲は嫌な気持ちのことを無いものとして扱わないからこそ、私たちの心に優しく染み渡るんでしょうね。
で、今回は只野菜摘先生の楽曲にのみ注目したのですが、次のブログでは只野菜摘先生以外が作詞した内田彩楽曲のうち似たスタンスを感じる曲たちに触れていきたいです。ほかの楽曲でも結構マイナスな状態を肯定してるよね。泣きべそパンダ、Merry GO、スニーカーフューチャーガール、絶望アンバランスらへんですね。いつ投稿できるかは不明です。
それでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
おわり!
秩父自動車学校に恋をした。
今日、秩父自動車学校を卒業した。
普通自動車の免許を取得しに秩父自動車学校へ合宿に行った。友達ふたりと私の計三人で。
大好きな「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない(あの花)」の聖地だから、というオタクな理由で秩父を選んだ。
この二週間で信じられないほど秩父に詳しくなった。秩父が大好きになった。
あの花の聖地で有名な定林寺を地元民のように「十七番」と呼ぶようになった。買い出しに行くドラッグストアまでの近道を自分たちで見つけた。羊山公園から見下ろす昼の秩父の町の暖かさも、ミューズパークの山道から見る夜の秩父の町の輝きも知っている。秩父駅から西武秩父駅まで地図を見ないで歩くことだってできる。路上で「ここを自転車で通ると風が気持ちいいんですよ~」なんて教官に笑ってみせたこともあった。
秩父の人は優しい。あの花のスタンプラリーで行った酒屋さんはこっそり岡田摩里さん(じんたん)の家を教えてくれた。地元の人しか知らない情報だ。農家の知らないおばちゃんも和菓子屋のおばあちゃんも優しく話しかけてくれた。友達は知らないおじちゃんにも話しかけられたそうだ。私たちに優しかったのは観光客だから、というのもあると思うがそれでもとても嬉しかった。
私は引っ越しを繰り返したせいで地元が無いので、こうして地域に密着できるのがすごく憧れだった。たった二週間だけど、秩父に詳しくなって、好きになれて、そんな自分が誇らしい。正直、いま自分が住んでいるところよりも秩父が好きだし秩父に愛着を感じている。
ほんとうに、みんな、優しかった。
甘い教官が多かったわけではない。厳しさのなかに優しさがある教官が多かった。
私は運転がびっくりするほどへたくそで、多くの教官に迷惑をかけた。そしてその分だけかわいがってもらった。ノロ過ぎて「クリープ現象」なんて呼ばれたりもした。
仮免に合格し路上に上がってからは、梅が綺麗な聖地公園、ゲームみたいで運転してて楽しいセメント工場、幽霊が出そうで恐ろしい山道など秩父のたくさんの素敵なところに連れて行ってもらった。サプライズで秩父橋(あの花の聖地)に連れて行ってもらったときはほんとうに嬉しかった。教官は生まれも育ちも秩父の人が多くて、みんなが秩父を大好きだった。私たちに秩父を好きになってもらおうと色々教えてくれた。その気持ちが暖かかった。
私のよく当たった教官は一年目の若い人で、指摘が細かく口うるさかった。注意されたときは「ほかの教官はこんなとこまで見てないのに!」なんて口ごたえしてしまったけど、細かいところまで見てくれる姿勢は有難かったし素直に好きだった。指示内容や教えてくれる事柄がわかりやすかったので一年目と知ったときは本気で驚いた。別れ際に「あんだけ色々言われたけど卒検一発で受かりました~w」しか言えなくて少し後悔してる。ほんとはもっと感謝の気持ちとか伝えたかったのになあ。たぶん伝わってないんだろうなあ。この気持ちは教習所マジックでもガチ恋でもない。
ほかの教官も、ほんとうに、みんな良い人だった。初っ端しか当たらなかった厳しい年配の教官は二週間ずっと私の心配をしてくれた。彼は構内の外周すらロクに走れない私しか知らないから、路上を走りS字クランクや縦列駐車もできるようになった私を見せてあげたかった。ほかにも服や前髪の小さな差に気付く教官も、私を見かける度にちょっかい出してくれる教官も、心理学のこと・そこから鑑みる私のことを教えてくれる教官も、「そりゃおめぇ○○したら××だろうよ!」構文をよく使う教官も、モンハンの話にノッてくれる教官も、私の運転を「イライラする!一番嫌い!」って怒る教官もみんな好きだ。
私はほんっとうに運転が下手で「夕日見てんじゃねえ!」とか「自転車乗れるんですか?」とか「学科はできても運転に活かせない頭でっかち」とか多くの教官に色々怒られたし煽られた。でも、全部愛情が感じられたから全然嫌じゃなかった。生徒に対して優しく甘く当たるのは簡単なんだよ。でもほんとうの優しさってきっとそういうものじゃない。成長して欲しいから厳しく当たってくれてるんだなあって。そんな、真の優しさを感じさせる教官の多い自動車学校だった。
自分の話になるが、私は集団の塾で講師のアルバイトをしている。ついこないだまで馬鹿な高校生だったのにすっかり「先生」「大人」と扱われるようになった。アルバイトは楽しいが、まだまだ未熟で子供な自分が大人として扱われることにはギャップを感じていた。
だから、この二週間秩父自動車学校で思いっきり子供扱いされたのがすごく身に染みて嬉しかった。友達とバカ騒ぎして、教官に笑われて、あー高校生に戻ったみたいだなあって。東京で生活してるときのキャラとか予定とか身分とか役割とかそういうの全部投げ捨てて二週間全力で「子供」を演じられるのが幸せだった。
もしかしたらこの二週間が、全力で「子供」でいられる最後の期間だったのかもしれない。
話がうまくまとまらないが、このように私は秩父自動車学校が大好きだ。
事務の不愛想に見えて笑顔がかわいいお姉さんも、豪快に送迎バスを運転しちゃうお姉さんも、給料日にテンションが上がってるお掃除のおばちゃんも好きだ。
でも、こんなに好きだけど、秩父自動車学校は私の帰る場所ではない。
それがたまらなく寂しい。
中学高校は帰れる場所だけれど、秩父自動車学校は違う。私はたった二週間だけのゲストに過ぎない。
教官たちだって今は私たちの名前や性格を覚えてくれてるけど、しばらくしたらすぐ忘れるだろう。仕方ない。それが彼らの職業であり、私たちは多くいる客の一部に過ぎないのだから。どうせ忘れられてるなら学校に顔を出しづらいし、きっとこんだけお世話になった教官たちにもう人生で会うことはないんだろうなあ。今生の別れじゃん。つら。
向こうに忘れられても、私はきっといつまでも教官たちが大好きで、秩父自動車学校が大好きで、秩父が大好きだ。
なのに、好きって気持ちも、ありがとうって気持ちも、全然伝えられなかった。
忘れられる存在なら、せめて気持ちだけでも残せればよかったのになあ。
たった二週間だけどたくさん教えてくれて、怒ってくれて、かわいがってくれて、甘えさせてくれて、感謝しているのに。
もっと色々言いたいことがあったのにね。
この切ない気持ちをなにかに例えるとしたら、「恋」が一番近いなって話に友達となった。そんで「秩父自動車学校に恋をした」というブログをいま書いている。ウケる。
向こうの誰かが秩父自動車学校でエゴサして目に留まればいいのに、なんてずるいことも考えている。教習所側の人間が読んだら爆速で特定できると思う。
さて、ここまでの文章は秩父から池袋に向かう特急の中で書いていた。
ここからは都内の家で書いている。
池袋に降りた途端人の多さや喧噪に驚かされた。
でも、すぐに馴染んできて「そういえばこれが私の日常だったなあ」と納得してしまった。
秩父のゆったりと流れる時間に慣れたつもりだったけど、この慌ただしい東京での時間の流れ方に体はやっぱり馴染むのだった。
私は秩父の人間にはなっていなかった。最寄りに降りて、秩父で過ごした二週間は無かったみたいに慣れた足取りで家に帰る自分にびっくりした。どんなに秩父を好きにはなっても、私はどこまでも地元を持たない、しがない東京の人間なのだ。
友達と三人で早起きして、自動車学校に行って、授業受けて、車乗って、勉強に苦労して、夜はモンハンして…なんて日々が日常だと勘違いしてしまったけど、あっちが非日常だった。悲しいなあ。ほんと、“夢みたい”な二週間だった。
たくさん甘えさせてくれてありがとう、秩父。そして秩父自動車学校。
きっと私はこれからも地元が無い東京の人間として、なにかに追われながら生きていくんだろうな。
おわり。
【でんぱ組.inc】またまた夢がここから始まるよっ!【in 武道館】
う…うぐ…うぇっ……
ライブが終わると「ここが良かった」「あそこが工夫されてた」と感想をすぐ語りたがる病なんですけど、今日は…なんかもう思うところが多くて…うっ……うええ……
でんぱ組.inc解散説を一瞬でも信じた私がバカだった。
ごめん。
そしてありがとう。
でんぱ組.incずっといっしょだよ!
と、まあドバドバ泣いてポエミーモードなんですけど、記憶が薄れないうちに頑張っていろいろ書いていきたい。です。
1.W.W.D
うえええ~~~~もう一曲目からガチ泣きしたよ~~~~~(;;)
もうほんと、「泣けた~w」とかじゃなくてガチ泣きした。
会場が暗くなって、オープニングが流れてさ。オープニングがまた感情を揺さぶる系の曲、なんだろ、なんか、こう感動系の曲でもうオープニングだけで泣きそうになってたんだけど、その後にさ。キイイィィインみたいなあの音が聞こえて。そう、WWDのイントロ。あの音が聞こえてさ。オープニングだけで泣きかけてたのに一瞬で泣いたよね。人間こんな瞬時に涙吹き出すのかってびっくりしたよ。泣き過ぎて曲中のでんぱ組MIXまともに言えなかったもん。「みぃん!りざ!ねヴ!ヴぇい!もぁビンギーでんばぐみ!!」ってなったもん。
私はもともとフォロワーに勧められてWWDを聞いてでんぱ組.incを好きになりました。だからでんぱ曲のなかでもWWDが特に大好きで思い入れがあるんですけど、過去行ったでんぱライブではWWDは結構「定番曲」みたいな扱いで、そんな気合入ってなかったんですね。前の記事で言ったけど幕張では謎のスペシャルアレンジされたし。披露してくれるのは嬉しいけど、ほんとはもっと2013年のzepp tokyoでのライブ(下記リンク)みたいに、メンバーがこの曲に想いを乗せて歌ってるWWDが聞きたかった。その夢が、やっと叶ったんですよ。嬉しかった。でんぱ組.incさんが、WWDに想いを乗せて、歌ってる。ほんとうに嬉しかった。
想いを乗せて歌うのって、きっとすごいエネルギーが必要で、想いなんて乗せないで「定番曲」として作業のように歌って踊る方が楽なんですよ。でも、彼女たちは、今日、WWDを一曲目に選んでくれた。想いを乗せて歌ってくれた。ほんとうに、ありがとう。
りさちーが台詞パート終わって向き合って頭なでるところエモ過ぎるし、ねむきゅんには幸せになってもらいたいし、あーなんかもーほんとよかった。
前山田健一さん、WWDを作ってくれてほんとうにありがとう。
↓という訳で、公式様の2013年zepp tokyoでのWWD。曲前の独白を聞くともっと泣ける。
2.ちゅるりちゅるりら
3.きみも絶対降参しないで進まなくちゃ!
ぶっちゃけこれまともに音源聞いたことないんでいい加減聞かなきゃと思いました。
「絶対、って言葉を安易に使うな」って説教する老人とかよく見かけるけど、私は「絶対大丈夫だよ!」とか根拠もないのに絶対を使って励ましてくれる人が結構好きです。絶対、良くも悪くもパワーのある言葉だよね。
4.最Ψ最好調
5.サクラあっぱれーしょん
どこか冷静な自分「いや定番曲序盤でやり過ぎやろw」
6.くちづけキボンヌ
これフル披露したのめっちゃ意外でした。もがピン加入前の曲だし定番曲って訳でもないし幕張ではメドレーに組み込まれてたし。
昔の曲もやります定番曲だけじゃありません見ててください、みたいな心意気を感じた。
一瞬の永遠は 続かないものね
7.キラキラチューン
口上を練習していったのでフル披露嬉しかったです!私がさっきから言ってる「でんぱ組.incずっといっしょだよ!」はキラチュンの口上の一部です。
この口上ってファンが編み出したものなんですけど、これが今回モニターにも表示されたんですよね。つまり、口上が公式からのメッセージでもあるとすると、
未来へ向かって 駈け出そう
でんぱ組.inc ずっと いっしょだよ
うーん、エモいですねえ。でんぱ組.inc、ずっといっしょだよ。
ついでにキラチュンの歌詞
一生忘れられないような そんな日になる気がしてる
つないだ手 ちゃんとつかまっていてね?
くちづけキボンヌからの流れと言い、セトリと歌詞からなんとなく今回の公演のメッセージが見えてきた気がする。
ちなみにライブ中は全くこのメッセージ性に気付かなかった。ガハハ
映像(BGM あした地球がこなごなになっても)
私の大好きな「あした地球がこなごなになっても」がここでBGMに使われてたんで、今日は披露はナシか…と絶望しました。本編とは関係ないんですけど、地球が好き過ぎるんでちょっと語ろうと思います。関係ないんで文字の色変えないでおきます。忘れてるんじゃありません。わざとです。
で。WWDやWWDⅡでは「弱さ」や「マイナス」を武器に歌ってたでんぱ組.incさんが、この曲では
“私ってちょっと強くなったと思うよ”
って歌ってるんですよ。
あんなに後ろ向きで孤独だったのに、それが売りだったのに、自分のことを「強くなった」って言えるようになるとは…成長したね…。
で、成長したなと思ったらその後に
“強がりばかり くたくたになって 泣いちゃうこともあるからさ
ぎゅっと抱き寄せて それだけなの それだけなのお願い”
“無理してるの? 無理してるよごめんね”
と弱さを見せてくるんですよ…この強さと儚さが同居してるところがほんとグッとくる曲で…
成長して、大人になって、取り繕うことはうまくなってもさ、結局根っこのところは変わらなくて、変われなくて、弱いままだったりするよね。
この曲をフルで生で聞くまで死ねない、って思ってるのにこのままだと不死になっちゃいそう。
8.Dear☆Stageへようこそ♡
オタクが田中の語りに「俺もー!!」って言ってたけど、我々にはでんぱライブというたまの幸せがあるやんけ!と思った。
昨日読んだみりんちゃんの「ディアステは入りにくいけど、一度踏み入れれば病みつきになる。でんぱ組もそういうグループになりたい。好きになるハードルを下げたくない、大衆的になりたくない」ってインタビューを思い出してた。
そう思うと、今日選りすぐりの曲のなかでこの曲があったのは「一歩踏み入れてくれてありがとう!」みたいなメッセージもあったのかな。考え過ぎかな。
9.でんでんぱっしょん
いやだからブチ上がりソング早くね?
10.でんぱれーどJAPAN
いやだからブチ上がりソングry
ハジマリ!つって終わったけど中盤でハジマリ!って言われましても…って思った(無粋)
11.W.W.DⅡ
わたし!!!この曲の良さを1mmも理解できてなかった!!!!今日!!!!今日やっと気づいたの!!!!!この曲のライブ構成に!!!!!!PVは何度か見たことあったし音源持ってるから何度も聞いてカラオケでも歌ってたけど!!!たしかにライブ映像見たことなかったわ!!!!!
気付かなかったポイント
・心を閉ざした組(みりんねむもがピン)と訴える(えい)と中間(りさちー)に分かれてる
いやほんと気付かなかった。
りさちーとえいたそは基本的にマイナスな歌詞がないし、一番のBメロではみりねむもがピンが四人で並んで心を閉ざして、少し離れた場所にえいたそとりさちーが立ってる。
(ほかのWWDⅡでの様子)
病んでるみりねむもがピンにえいたそが「ねえこのままでいいの?」と聞くけどりさちーに「私だって誰も必要じゃなかった」と止められる。
次の「やっぱりきれいごとじゃん」みたいなパートでもみんなマイナスなことをぶつぶつ言ってるなかえいたそだけ「前みたいにわいわい楽しくやっていこうよ!」って言ってて、りさちーはだんまりで、「私って必要なのかな…」のメンヘラパートもえいたそりさちーはだんまり。
で、その後りさちーが「うるさーいもういい加減にして!」「本音で話し合ったらいいじゃん ケンカをして泣けばいいじゃん」と怒鳴り散らす。この部分がSUMILE SMILEの記事のときに話した歌詞における“転機イベント”になる。これをきっかけにメンバーの目が覚める。
という構成だった。まーーーーーーじで今まで気づかなかった。
そして次のポイントはこれ。
・もがピン加入シーンの再現
まじで気付かなかった。いやまじで。私の目はどこについてるんだ?今日見ながら「いや3期加入シーンの再現じゃん!!!」とびっくりした。もがピンしゅきい。画像参照すんのが面倒いので説明はこれだけ。
…WWDⅡ語り飽きました。WWDⅡについての言及はこれで終わり。(こんなんだからみんりは気分屋と友達に怒られる)
独白
あの…これでほんとに泣いて泣いて涙が枯れたんですよ…
MCを全部暗記するタイプのオタクが全文ツイッターにあげてたりしねえかなと期待したけど、見つからなかったので自分の記憶を頼りに書いてきます。
まず、りさちーがリーダーらしく
「ひとりひとり言いたいことを一生懸命考えてきたので、不器用だけど聞いてやってください」
って上ずった声で言うんよ…もう泣いちゃうじゃん?
で、加入順の逆から一言。(自分の印象に残ったところメモだから参考にはしないでください)
彩音「最近はちゃんと自分の言葉で喋れるようになった」「でんぱ組.incが好き」
もが「地味な僕が居場所を見つけられて、これまでの道は決して楽なものではなかったけど、でんぱ組.incに入ってよかった」
えいたそ「みんなを明るく照らしたいという思いは昔から変わらない」「昔はほんとはソロで活動したかった。でも、今ではでんぱ組.inc以外なんて考えられない」「アイドルは応援すべきであって、応援してください、って言うのは苦手だけど。今日だけは」「でんぱ組.incをこれからも応援してください」
みりん「わたしは、でんぱ組.incをあきらめません」
あの、ちょっと、ねむきゅんとりさちーが思い出せないんだけど、別に微妙だったとかそういう訳ではなくてですねえ、えっとその…。
成瀬瑛美さんが強過ぎた。
もがピンでも推しが一二で出てくるもんだからその時点でダバダバ泣いて、おつサマ用に首にかけてたタオルは完全に涙拭くようのタオルになってたんだけど、いやそれにしても、えいたそが強過ぎた。
えいたそっていっつもニコニコしてて周りを照らす存在なんだけどさ、そのえいたそが「ほんとはソロで活動したかった」ってマイナスな発言をしてから、そメンバーの立つ後ろを振り返って涙声で「でも、今ではでんぱ組.inc以外なんて考えられない」なんて言うからさあ…泣いちゃうよお…しかも「アイドルは応援すべきであって、応援してくださいって言うのは苦手」「だけど今日だけは言わせてください。」「“でんぱ組.incをこれからも応援してください”」みたいなことを言うから…逆説使いのプロかよ…マイナス発言のあとに逆説で結んでプラス発言されたらガバガバ泣いちゃうよ……
みりんちゃんが何話してたかあんま覚えてないんだけど、「わたしは、でんぱ組.incをあきらめません」はすっごい覚えてる。かっこよかった。光ってた。でんぱ組.incは何があっても、大丈夫って確信できた。あれは確かに、センターの輝きだった。
えいたそが強かったからえいたそのこと語っちゃったけど、まとめると「ひとりひとりのでんぱ組.incへの想い」を語ってた。
りさちーが「六人みんな考え方が違うしケンカもよくするけど、でんぱ組.incが好きって気持ちは同じです」みたいなこと言って〆てて。みんな言葉は違うけど、「でんぱ組.incが好きで、これからもこの六人で、でんぱ組.incとして活動したい」って想いは同じだった。ほんとに、良かった。
解散説を一瞬でも信じた自分が恥ずかしかった。
WWDBESTの歌詞見るまでは正直結構心配しちゃってた。だって、でんぱ組.incさん結構良い年だし。ベストも出して、武道館でライブして……あれ?解散には最適のタイミングじゃない?って。
でも違った。
でんぱ組.incさんはちゃんと前に進むんだ。でんぱ組.incをあきらめないんだ。
きっとこれから年齢は増して体は動かなくなる一方だし、これ以上売れるとは限らないし、この先解散しちゃった方が平穏で楽な人生送れると思う。
だけど、でんぱ組.incは、
終わりなんて来ないって 笑ってあげる
私たちに、笑ってくれるんだ。
13.WWDBEST
と、いう訳で。いまのでんぱ組.incさんの気持ちを乗せたWWDBEST!ですよ!
独白で「これからも頑張る」っていうメンバーの意思表示を受けてから、この曲聞くと、もうね、ダメ。涙止まらない。丁寧にモニターに歌詞表示しれくれるし。
戻れない前世より カミサマ次第の来世より
このセカイ 愛してたいっ
今いる現実の全肯定。
あのね 終わりなんて来ないって 笑ってあげる
こどもじゃないもん><とか言ってる子どものピンキーが大人っぽく笑ってくれるから…もう…すきぃ……こんなに力強く未来を肯定してくれる歌詞ほかにある?
会えなくなって初めて気づくような
想い出なんて欲しくないんだ
この歌詞、WWDBESTのなかで一番好きな歌詞です。私はこういうよくあるテンプレを逆に利用した歌詞に弱くて、この場合「会えなくなって初めて気づく大切さ」といったJPOPでもてはやされるテンプレがあって、それを全力で否定するんですよ。「欲しくない!」とまで言っちゃう。ああ、会える、生の、今の、想い出をでんぱ組.incさんはくれるのかってわかって、私はこの歌詞を聞いてからでんぱ組解散説は否定派にまわりました。
ちなみに「テンプレ逆利用歌詞」にはダンスダンスダンスの“朝が来なくたって構わない”も挙げられます。「明けない夜はない」というテンプレ励ましを逆に利用して「ずっと夜のままでもいいじゃん?!」ってノリが目から鱗ですごく好きです。中高時代に本や国語の問題で読んだ文章のせいで頭の中がゴリゴリのテンプレで詰まってるんで、こういうの見ちゃうと一瞬で惚れちゃいます。
“世界中 照らして こんなにも 眩しいんだって 笑ってやる
描いた 未来は あんなにも 鮮やかだって 明かしてやる
夢で終わらんよっ!
夢で…終わらんよ……
なんか、もう、彼女たちの決意とか覚悟とかそういうのと、未来への希望を一身に受けられる、ギラギラしててパワフルな一曲です。でんぱ組.inc、こんな心強い歌を歌えるようになったんだね。大きくなったね。
そういや今日はキンブレをわざわざでんぱ仕様に色設定して行ったので「きれいだな ORANGE RIUM」での一瞬のオレンジ切り替えに成功しました。
EN1.ORANGE RIUM
りさちー「武道館でのオレンジリウムが一番きれいで好き!」
彩音「ドーナツが三段あるみたい!」←は?
彩音、やっぱりなに言ってるのかよくわからないよ……
EN2.破!to the future
“だいたい戻りたい過去なんてある訳ない!”
ここでいつもハッとする。
EN3.Future Diver
うえええ~~~ブチ上がったまま死んじゃうよお~~~
これ破!to the futureからFuture Diverで未来縛りなんですよ。
でんぱ組.incがどれだけ未来を見つめてるかわかりますね。
たぶんでんぱ組の歴史の中で大事な曲を選ぶとしたらきっとWWDとFDで、二枚のアルバムとベストに名前の入ってるWWDはもちろんですけど、FDの「夢で終わらんよっ!」にもたっくさん色々助けられてると思うんですよね。前の武道館の公演名だし、ツアー名も「まだまだ夢で終わらんよっ!」だったし、今回の公演名のモチーフにもなってるし。
FD、何年経っても色褪せないで明るい未来を私たちに見せてくれるほんとに素敵な曲。畑亜貴、ありがとう。夢で終わらんよっ!!!
☆まとめ
前回の幕張の記事で「スタート」「未来」を感じた、って書いたんですけど、まさにその通りでした。絶対今回のライブのテーマ「未来」でしょ。
幕神でのアリーナ5公演は「ファンを楽しませること」を目的としていて良い感じにブチ上げソングをいろいろ披露してくれて演出もプロジェクター使ったりして凝ってたんですけど、今回の目的は確実に違いましたね。今回は小さいセットとでんでんビッグバンドとメンバーしかいなかったもん。小手先の楽しませる術には全く頼ってなかった。それが清々しくて、かっこよかった。
そう、今回の目的は「決意表明」だと思います。
でんぱ組.incは解散しません、メンバー一人一人これからも全力で頑張りますっていう。
バリ3やおつサマ、アキハバライフなどの定番ソングすら削って独白の時間作るって。どんだけ想いを伝えたかったのかがわかります。
素敵な武道館でした。ありがとう、でんぱ組.inc。ほんとうにありがとう。好きになってよかった。しばらくライブの予定が無いらしいけど、大丈夫だよ。私はいつまでも待ってるよ。だって、でんぱ組.incが終わりなんて来ないって、笑ってくれたから。
おわり。
ところで明日はeveryingのリリイベへです。ガハハ