オタク徒然

たぶん忘れてたのは 思い出じゃなくて 鍵の在り処だった

未完成な十代交響曲

交響曲はまだ序章 一度くらいは最後まで

間違えて、つまづいて、迷い込んで、無我夢中

最終章が終わる頃 ガランとした客席に1人

スタンディングオベーションをしてくれる自分がいた

(十代交響曲 / 山崎エリイ)

 

 

あと少しで二十歳の誕生日を迎える。

長かったようであっという間だった10代が終わってしまう。

なんとも言えない焦燥感に駆られて、とりあえず10代の自分としての「何か」を残したくていま必死にこうやって文章を書いている。課題はどうした……

10代、長過ぎてどこから振り返れば良いのかわからない。

 

10歳。10歳の誕生日のときに「2分の1成人式!」って親とはしゃいだことをよく覚えている。まさかこんなに早く再び10年経ってしまうとは思わなかった。しんどい。

 

11歳。特に記憶になし。この頃は小5かな? 中学受験の勉強が本格的になってきてしんどくなってきてたと思う。ド田舎の小学校に通っていたためクラスで受験する人は数人しかいなくて、私はクラスで一番頭が良かったので完全に調子に乗っていた。

 

12歳。小6終わり~中学入学。死ぬ思いで中学受験。第一志望は大学付属の女子中だったのだが、チャレンジのつもりで受けた進学校に何故か合格してしまう。本当は大学付属の女子中に行きたかったけど、祖母と父に進学校に行けと言われそっちに進学。そうやって自分の意志に反して進んだ中学がたいして楽しくなかった。必死に中学受験頑張ったのに楽しい学生生活が待ってなくて笑う。でも今も仲良い中高の友達って中1の時に同じクラスだった子が多い。中1のクラスは嫌いだったのに不思議。

 

13歳。中2。クラスが動物園みたいにうるさくて馬鹿で楽しかった。この時初めて「学校って楽しいんだ!」って気づいた。この学校に通う自分を肯定できるようになる。

 

14歳。中3。このへんから記憶がはっきりしてる。クラスが真面目な雰囲気でしんどかった。ド陰キャ絶頂期。基本的に中1~中3はブスで陰キャなオタクだった。

 

15歳。高1。中高一貫なので学校の顔ぶれは変わらず。縮毛矯正をかけて外見が陽キャになった。すると周りの私の扱いが一変してびっくりした。人は見た目が9割という言葉を実感。この頃の体験が自分の外見への固執に繋がっている。この年は4人グループに所属してたけど、残りの3人とは今では絶縁状態。ウケる。

 

16歳。高2。図書委員会の委員長を務める。仕事多くてすごく大変だったけど、中高6年間で1番楽しかった思い出かもしれない。図書委員長やるのがマジで楽しくて、司書教諭を志し始める。これは最近気づいたけど、私は「学校図書館」という施設が好きだ。

 

17歳。高3。大学受験で病む。マジで辛かった。私は親戚から「ブスだけど頭が良い」という扱いを受けていて、自分には学力しか存在意義が無いと思っていたのでプレッシャーが半端なかった。第一志望に落ちたら自分の人生が終わるんだと本気で思いこんで、直前~受験期は毎晩のようにストレスで号泣していた。センター試験は緊張で脚の震えがおさまらなくて終わる頃には筋肉痛になってた。

新年の親戚会(受験直前)で精神を病み、「慰めてくれる酒も彼氏もネットも無いしほんと惨めで悲しい。」という名言が誕生する。当時の日記より。

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18歳。大学受験に失敗。6年間通った中高を卒業。自分の意志に反して選んだ学校だったけれど、今では母校が大好きだ。「強くありたい」と願う自分の基礎を作ってくれたと思うので母校には感謝している。

そしてF欄大学生活が始まる。これがびっくりするくらい楽しい。第一志望に行けなかったけど全然人生終わらなかった。気の合う友達ができた。バイトを始めオタクライブにたくさん行けるようになった。ずっと好きだった人と付き合えることになった。親戚から良くも悪くも「ブスだけど頭が良い」という扱いを受けなくなった。大学デビューで垢抜けたのでブスではなくなった(当社比)し、第一志望に落ちたので頭も良くなくなった。親戚のプレッシャーから解放された(厳密にはされてないけど)ので、やっと自分のために人生を歩むようになったと思う。そういう意味では大学受験失敗して良かったとさえ思う。人生が一変した。

 

19歳。受験を乗り越えたと思いきやブラックバイトに引っかかって病む。まあ今ではあれも良い経験だと思える。あの経験から「大人」って「強さ」って何だろう、と考え始める。「自分」というコンテンツに真剣になり始めた。今年なにがあったのかよくわからない。たくさん笑って、たくさん泣いて、たくさん成功して、それからたくさん失敗もして、常に慌ただしく生きてる。感情の起伏が激しく人に迷惑をかけてしまうことが多いので、上手に制御できるようになるのが今後の課題。あと甘ったれてるところも直したい。甘ったれる癖が付き過ぎてこっちは全然改善の兆しが見えないけれど。

 

いま私は何を考えているか。

大学生になったあたりで自分をめちゃくちゃ肯定できるようになった。人類の90%は私のことを好きだろって思うくらい。成功体験が増えたので自信が身についたんだと思う。その自信がいまの自分の魅力に繋がってるんじゃないかな。もちろん、どうして私はこうなんだろう…って落ち込むことも多いけど。それでも、ブスで陰キャで頭だけは良くて()でも自分のことが嫌いだった頃とはだいぶ変わった。

いま、未来にめちゃくちゃ希望を持ってる。もちろん、就活は怖いし、就職してブラック企業に引っかかりたくないし、社会の理不尽な目みたいなやつに遭いたくないし、不安だっていっぱいある。

でも、自分の未来は明るい、となんとなく、でも絶対的に信じてるのだ。

あと2年間は絶対にサイコーな大学生活だし、その後社会人になったら実家を出れるし親戚から離れられるし、自分のお金でいっぱい服とか化粧品とか買えるようになるし、年を取る度に人生は楽しくなっていって欲しい。

 

3年前に「慰めてくれる酒も彼氏もネットも無い」と言っていたけど、今は彼氏もネットもある。そしてついに、あと少しで最後のピースである酒を手に入れる。あの頃に欲しいと願ったものを、全部手に入れてしまうのだ。なんて幸せなんだろう。

別に二十歳になるからと言って急激に「大人」になる訳じゃない。毎日、少しずつ変わっていってるんだと思う。どうか、ずっと、良い方向に変わっていけますように。

 

 

おわり。