オタク徒然

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たぶん忘れてたのは 思い出じゃなくて 鍵の在り処だった

Tokyo 7th シスターズにおける世界観の歴史学的考察~「琉球」「蝦夷」問題を中心に~

こんばんは。みんりと申します。支配人になって早数年、なんだかんだで初めてのナナシス記事です。

今回ナナシスACという素敵な企画にお誘いいただき、16日目として参加する運びとなりました。↓企画ページ

adventar.org

せっかくなのでず~~~~~っと叩きたかっ気になってた、ナナシス内の琉球蝦夷問題について心行くまで論じました。卒論を犠牲にしてクソ真面目に書いたので、お付き合いいただけますと幸いです。

 

 

はじめに

 筆者は大学で日本史学を専攻している。歴史学徒としてずっとTokyo 7th シスターズに抱いていた疑問がある。それは、「何故あえて沖縄と北海道を、“琉球”と“蝦夷”にしたのか」というものである。琉球蝦夷という名称は背景に様々な文脈があり、ただの旧地名として扱うには相応しいとは言えない。本論文を通して「琉球」と「蝦夷」の名称を中心に、Tokyo 7th シスターズの世界を歴史学的に考察したい。

 ※本論文において我々が住むこの現実世界を略して「現実世界」と呼ぶ。

 ※RYUKYU-02、EZO-05に倣って本論文で「琉球」と「蝦夷」を併記する際は「琉球」を始めに著述する。

 

ゲーム内の世界観の概要

 本節ではゲーム内で既出の世界観の説明を整理する。本節においては筆者の考察は入れず、ゲーム上の記述だけを抽出することを目的とする。

 

TOKYO-07

 通称Tokyo-7th。英語名称はTOKYO-07 Special Administrarive and Economic Districts in Japan。世界一の娯楽都市。旧東京との違いはセントラル地区が中心地であることくらいであり、地理的には変わらない。

セントラル地区:旧東京湾を埋め立てた一帯。

セブンス中央駅:セントラル地区の“真ん中”に存在。セントラル地区と旧東京市街地を東西に繋げるモノレールや、蜘蛛の巣のように張り巡らされたメトロが走っている。Hanaenari空港からモノレールで直通。

新中央02地区:経済や政治を司る建物が多い。Tokyo-7th新特区庁がある。

7109ストリート:ファッション好きの集まる場所。FUKUOKA-04には敵わない。

アキバセブン:アニメの聖地。画像内に秋葉原ラジオ会館あり。

文教エリア:由緒正しい学校や教育機関が多い。

旧-Edoストリート:いわゆる“下町”の風景が広がる。古い街から使わなくなった建物と素材を回収して、上手いこと名所にした。支配人曰く「ノノヒメのてやんでい口調は、このあたりの町並みにピッタリ」

TUKIJI市場:魚の仕入れ場所。

 

その他の特区

OWARI-01工業都市。志摩サビナが出身。

RYUKYU-02:リゾート、観光の都市。比嘉アグリが出身。

OSAKA-03:食品、グルメの都市。帝塚セネカが出身。

FUKUOKA-04:服飾、ファッションの都市。天神ネロが出身。

EZO-05:先端産業都市。医療やデジタル産業を担当。蓬莱タキが出身。天神ネロの姉が入院。

SENDAI-06:学問、学術の都市。鹿込オトが出身。

 以上、全てエピソード2.0-001「ようこそTokyo 7thへ!」を参考にした。 

 

 

現実世界における各特区名の歴史的背景

 本節では現実世界における各特区の歴史的背景を整理する。特に「琉球」と「蝦夷」の名称を考察する際に、現実世界の歴史的背景の理解が不可欠であるからだ。

 

RYUKYU-02/「琉球

 本項では「琉球」について扱う。始めに現実世界の琉球国の成立から消滅、そして沖縄県設置の歴史を簡単に紹介する。

A.D. 日本 出来事
    明と通交開始。
1429 室町 統一琉球国成立。
1609 江戸 薩摩藩侵略、薩摩藩の管轄下に。
1867 明治元 日本、大政奉還
1871 明治4 廃藩置県、「琉球藩」設置。
1879 明治12 琉球処分、「沖縄県」設置。琉球王国消滅。

 参考:『国史大辞典』(吉川弘文館)より「琉球

 ざっくり説明すると1429年に琉球王国が成立し、この頃には既に中国との朝貢貿易が始まっていた。江戸時代になると薩摩藩(現在の鹿児島県)が琉球王国に侵略、薩摩藩の管轄下に。その後江戸幕府が終わり明治政府になると、琉球王国琉球藩沖縄県の変遷と辿り現在の形に落ち着いた、という感じである。以下でより詳しく見ていく。

 そもそも琉球」は中国の冊封体制で用いられていた中国名である。中国と沖縄間で朝貢関係が始まった際に初めて「琉球」という名称が使われるようになったのである。よって琉球」という名称には侵略・搾取のイメージが内包されており、だからこそ沖縄と交流を持った薩摩藩も侵略者として「琉球」という名称を採用した*1

 反対に「沖縄」という名称は島民の固有語であり、島民が島を指す際は古来より「沖縄」が用いられていた*2

 現実世界で中国名である「琉球」から「沖縄」に呼称が変わったタイミングは琉球藩を廃止し、沖縄県を設置した際である。明治時代以前の琉球王国は、清との冊封体制に組み込まれかつ薩摩藩の管轄下にありつつも、独立国としての形を保っていた。しかし、1871(明治4)年の廃藩置県の際にまず「琉球藩」となった。これまでは琉球王国薩摩藩の管轄下であったが、この際に日本政府の管轄下になり正式に日本国に帰属することとなった。この時はまだ琉球王国は一応国としての形を保っており、尚泰藩王に任命された。また、このタイミングで「沖縄県」にせず「琉球藩」にした理由としては、清の反発を避けるために明治政府は徐々に琉球王国を解体しようとしたことが挙げられる*3

 その8年後である1879(明治12)年に「琉球藩」が廃止され、沖縄県」が設置された。これは「琉球藩」の頃は辛うじて王国の形を保っていた琉球王国が完全に解体され、日本の一部となったことを指す。つまり、沖縄」という名称は琉球王国の消滅と引き換えに付けられたのである。そして、Tokyo 7th シスターズの世界ではまだ「琉球」という名称が使われていることを考えると、まだ琉球王国が現存していることになる。この辺の考察については第4節にて詳しく触れる。

 

EZO-05/「蝦夷

 本項では「蝦夷」について扱う。北海道を蝦夷と呼称することについては、北海道HP内総務部法務・法人曲法制文書課文書館の見解が一番公式のものであると思うのでここに紹介する。

……[北海道は]この布告の出される以前は、「蝦夷が島」「蝦夷」などとばれていました。「蝦夷」とは、華夷思想※4に基づく民族の呼称です。したがって、「蝦夷地」とは「異民族の住む地」ということになります。 

※4 中華(ちゅうか)思想とも。古代中国で、自国・民族を「華」としてび、異民族を東夷西戎北狄南蛮などと称してしみしりぞけた思想。日本など中国の周辺国に、広くその影響がおよんでおり、古代日本でも、みやこを中心とする地域を「華」とし、王権のおよばない地域を夷狄として、征服を正当化する思想となっていました。

北海道の名前について | 総務部法務・法人局法制文書課文書館 2019年12月13日参照

 蝦夷という呼び名は、中央を「華」としその他の地域を卑しみ退ける華夷思想に基づくものだとしている。つまり、北海道にとって「蝦夷」という呼び名は蔑称であると言えるだろう。

 また、元々蝦夷という言葉は地域ではなく、異民族を指す言葉であった。中央以外に住む異民族という意から転じて「抵抗する人々」「征服すべき対象」という意味も内包されるようになった。定義をいくつか紹介する。

①古代の奥羽から北海道にかけて住み、言語や風俗を異にして中央政権に服従しなかった人びと。えみし。

②北海道の古称。蝦夷

(新村出編『広辞苑 第六版』岩波書店、2008年)

日本古代史上、北東日本に拠(よ)って、統一国家の支配に抵抗し、その支配の外に立ち続けた人たちの呼称。  

(日本大百科全書(ニッポニカ))

 やはり「服従しなかった人びと」「統一国家の支配に抵抗し、その支配の外に立ち続けた人たち」とされている。また、抵抗を続ける「蝦夷」とは反対に、中央以外の異民族でも服従した者たちは俘囚(ふしゅう)、夷俘と呼ばれきちんと区別されていた*4

 この北海道の地域そのものや人々を「蝦夷」「蝦夷人」「蝦夷地」と呼んでいた時代は、江戸時代と同時期に終わりを迎える。まず、蝦夷の人々が「蝦夷人」等と呼ばれていたのは1855(安政2)年までであり、この翌年以降は「土人」という名称が登場する*5。また、土地を指す「蝦夷」も1869(明治2)年に「北海道」と呼ぶよう太政官布告で周知された*6

 「蝦夷」という名称が用いられなくなったら北海道への差別が終わったかと言うと、そういう訳ではない。1899(明治32)年には北海道旧土人保護法が制定された。これは北海道に住むいわゆる「土人」は非文明的で野蛮であるとし、文明的である本土のいわゆる日本人である「和人」に無理やり近づけようとする差別的な同化政策であった。この法律は1997年にアイヌ文化振興法が施行されるまで、北海道(主にアイヌ民族)への差別は100年にわたって続いた

 つまり、現実世界の近代北海道は3段階に歴史を分類できる。

①「蝦夷」として異民族の地として差別された頃(~1855)

②「北海道」、「土人」として無理やり本土に近づくよう差別された頃(1856~1997)

③旧土人保護法も廃止されアイヌ人はアイヌ人として受け入れられるようになった頃(1997~)

 この3つである。しかし、Tokyo 7th シスターズの世界は「蝦夷」と呼ばれ続けていることから、①で止まっていることがわかる。つまり、この世界は現実世界とは異なる政策が「蝦夷」に施されたことになる。

 

その他都市

 これまで「琉球」と「蝦夷」に焦点を当てたが、本項ではその他の都市を扱う。その他の都市と比較することで、「琉球」と「蝦夷」の持つコンテクストの大きさをより浮き彫りにしたい。

OWARI-01/「尾張

 江戸時代に尾張藩が実在。徳川御三家の一つ。

OSAKA-03/「大阪」

 明治以前は「大坂」の字が使用された。江戸時代に「大阪藩」なるものは存在しなかったが、オオサカという地名は1499(明応8)年には使われており歴史は古い。1868年に太政官布告により「大阪府」が設置される*7 

FUKUOKA-04/「福岡」

 江戸時代に福岡藩が実在。福岡という名前は、関ヶ原の戦いの報酬として筑前国を与えられた黒田家が本貫である備前国邑久郡福岡(現岡山県)にちなんで名付けられた*8

SENDAI-06/「仙台」

 江戸時代に仙台藩が実在。「千代」だったものを伊達政宗が1600年に「仙台」と命名*9

TOKYO-07/「東京」

 もちろん江戸時代には実在せず。江戸時代の終わりと同時に付けられた地名。第4節にて詳述。

 

 以上より、東京以外の特区は江戸時代から存在する地名であることがわかる。

 本節のまとめは以下の3点である。

  1. 琉球」は侵略される側としての名前 
  2. 蝦夷」は蔑称に近い
  3. 他の都市の名前には繊細なニュアンスは含まれない

 

 

歴史的背景より読み取れること

 第2節ではコンテンツ内でなされた世界観の言及を、第3節では現実世界で地名に関連する歴史を整理した。この節では最後に第2節と第3節の情報を組み合わせ、そこから読み取れることを考察する。

 

TOKYO-07

 せっかくなので、本題である「蝦夷」「琉球」に触れる前に東京にも言及する。

 そもそも、東京という名前は1868(慶応4/明治元)年に江戸が改称されたものである。これは天皇の京都からの遷都に伴って付けられた名前なので、ここは現実世界と変わらないと言えるだろう。よってTokyo 7th シスターズの世界には少なくとも大政奉還は行われた推測することができる。つまり、少なくとも明治維新までは現実世界と似たルートを歩んでいるようである。

 また、第2節の復習となるが、ゲーム中にはこのような会話が見られる。

晴海サワラ「私たちが住んでるセントラル地区はね、実は海だったの!」

[中略]

晴海シンジュ「そもそもTokyo-7thは旧東京と地理的には変わらず――しかしその中心地は旧東京湾を新しく埋め立てたセントラル地区となっているということだ」

(エピソード2.0-001「ようこそTokyo 7thへ!」前編)

 Tokyo 7th シスターズの世界には「旧東京」という概念があることがわかる。恐らくこの「旧東京」は現在私たちが住む現実世界を指しているようである。また、「Tokyo 7th シスターズ 1st Anniversary Live 15’→34’ ~H-A-J-I-M-A-L-I-V-E-!!~」を参考に作成した年表を以下に記す。

A.D. 出来事
2017 遷都先選定開始
2023 新Tokyo湾コスモポリス計画
2026 Tokyo-7th 完成
2028 特別芸能人格支援法令
  *アイドル活動を行う組織に対して、政府が金銭や活動面で優遇する施策
2030 セブンスストライク
2032 セブンスシスターズ引退
2034 二代目支配人就任

  2017年に遷都先が選定され始め、2023年に新東京を作る計画が、そして2026年に新東京が完成していることがわかる(なお、遷都先が旧東京→新東京であるかは定かではない)。

 よって、2017年を分岐点として、現実世界とTokyo 7th シスターズの世界はルート分岐したとするのが自然だろう。

 

 

 

 

 

 

 ……しかし。ここで話が終わってしまってはつまらない。

 

 何のために全くの専門外である沖縄と北海道の歴史を専門書にまで目を通して学んだんだ。

 

 ここからが本題である。

 「琉球」「蝦夷」のネーミングを根拠に、明治時代にはルート分岐が始まっている説を筆者は提唱したい。

 

RYUKYU-02とEZO-05

 さて、第3節にて「琉球」と「蝦夷」という名称は背負っているコンテクストが他の旧地名の比ではないことに触れた。沖縄を琉球と称すのと、愛知を尾張とするのでは全く訳が違うのである。この項ではRYUKYUとEZOというネーミングに製作陣の意図の有無で場合分けをし、その背景を考察する。

 

RYUKYU、EZOの言葉選びに意図がある場合

 第3節にて琉球」は侵略される側としての名前であること、そして蝦夷」は野蛮な者として差別する名前であることを整理した。

 つまり、Tokyo 7th シスターズの世界において「琉球」と「蝦夷」という名前が使われているということは、沖縄と北海道においてそれぞれ以下のことが言える。

沖縄:「琉球王国」として朝貢貿易など本土(日本)と上下関係が持続している

北海道:「蝦夷」として日本の一部とはみなされず、今もなお外地として差別され続けている

 そうであると仮定すると、ルート分岐は2017年ではなく、「蝦夷」が「北海道」になった1869(明治2)年、「琉球」が「沖縄」になった1879(明治12)年など明治時代近辺が妥当であると言える。そして、Tokyo 7th シスターズの世界の日本は、現在私たちが住む日本よりも帝国色が強いと言えるだろう。未だに沖縄や北海道を植民地のように扱えているということは、第二次世界大戦で敗けていない可能性すら出てくる。

 

RYUKYU、EZOの言葉選びに意図がない場合

 筆者が恐れているのはこのパターンである。「琉球」と「蝦夷」という呼び方は、これをテーマに本が何冊も出版されているほどセンシティブな問題である。もし、ただ「響きがかっこいいから」などの理由でOKINAWAではなくRYUKYU、HOKKAIDOではなくEZOを選んだのであれば、それは勉強不足であり軽率であったと言わざるを得ない。7経済特区のうちRYUKYU-02とEZO-05が差別されている描写が無いことを考えると、現実はこのパターンの方が濃厚なのではないかと筆者は案じている。

 

おわりに

 ずっと「琉球」「蝦夷」という言葉選びについて気になっていたが、これを機に気の済むまで調べることが出来て満足した。やはり琉球」と「蝦夷」という言葉に軽率に扱ってはいけない、というのが筆者の見解である。

 しかし、まだ7特区について言及されていない部分も多くあるので、今後の展開に期待するしか無い。せっかく近未来かつパラレルワールドな世界観が良い味を出している作品なので、ただの舞台装置に終わらず世界観が解明される日が来ることを祈るばかりである。

 また、本論文では扱いきれなかったが、現実世界とは微妙に異なる東京の地名や、諸外国との関係にもいつか言及する記事を書きたいところである。(ACのグループDMで募ったのにごめんなさい)

 

 

 

 

 

 

参考文献一覧

・『国史大辞典』(吉川弘文館)より蝦夷」「蝦夷地」「沖縄」「沖縄県」「北海道」「琉球」「琉球帰属問題」

・『日本歴史地名大系』(平凡社)より「江戸・東京」

・『これならわかる沖縄の歴史Q&A』(大月書店、2003年、P.70)

・梅木哲人『新琉球国の歴史』(法政大学出版局、2013年)

・児島恭子『エミシ・エゾからアイヌへ』(吉川弘文館、2009年)

・後藤幹一『近代日本の「南進」と沖縄』(岩波書店、2015年)

・永井秀夫『日本の近代化と北海道』

・山田伸一『近代北海道とアイヌ民族』(北海道大学出版会、2011年)

山本英治『沖縄と日本国家―国家を照射する〈地域〉』(東京大学出版会、2004年)

東京都年表|東京都

北海道の名前について | 総務部法務・法人局法制文書課文書館

Tokyo-7thとナナシスの世界 - 2034年の東京に想いを馳せて

 

 

 

【19/12/16追記】

 シノハラユウキさんにブログでそうじゃねえってぶん殴られたのでリンク貼っときま~~す。「琉球」は現代では上下関係というより独立団体としてのニュアンスの方が強まっているのでは?RYUKYU-02はむしろ独立しているのでは??的なお話をされてます。自分の仮説もなるべく客観的になるよう気を付けましたが、やはり色々な可能性を見落としてたなあと反省しました。それにしてもこの分量を1日で書いてるのバケモンか?

sakstyle.hatenablog.com

 

 今までこの辺の話題振っても食いついてくれる人がいなかったので、盛り上がってて嬉しいです!

*1:山本英治『沖縄と日本国家―国家を照射する〈地域〉』(東京大学出版会、2004年、「はじめに」内)。

*2:国史大辞典』(吉川弘文館)より「沖縄」。

*3:『これならわかる沖縄の歴史Q&A』(大月書店、2003年、P.70)。

*4:児島恭子『エミシ・エゾからアイヌへ』(吉川弘文館、2009年、P.54-55)。

*5:同前、P.154。

*6:北海道の名前について | 総務部法務・法人局法制文書課文書館 2019年12月13日参照。

*7:大阪府/大阪の歴史 2019年12月14日参照。

*8:前掲『国史大辞典』より「福岡」。

*9:同前より「仙台」。