オタク徒然

オタク徒然

たぶん忘れてたのは 思い出じゃなくて 鍵の在り処だった

【山崎エリイ】 First Live 2017 Teenage Symphony For You

フォロワーのサンリオゆるふわゆめかわ女ちゃんと行ってきました。

ライブはひとりで行くことが多いので、開演前にいっしょにパンケーキ食べたり(ボリュームがエグかった、世の女はあんなもん食べてんのか)、終演後に感想を語り合えたりいつもとは違ってすごく楽しかったです。ありがとう。

さて、記憶が薄れないうちにセトリとか思ったこととかバーッと書いてきます。

 

1.全部キミのせいだ

失くしたもの数えるより 二人で笑おう

 この歌詞めっちゃ好きでね。ふつう「失くしたもの数えるより」系比較構文って「もらったものを数えよう」が続くと思うんだけど、この歌はなにをもらったとか数とかそういうの吹き飛ばして二人で笑おうって全く関係ないこと言ってて、大好きです。

MCで「 優しく言えば、全部キミのおかげ」って言っててちょっと面白かった。

 

2.Lunatic Romance

タンバリン曲だった。エリイちゃんがんばってたね~(^_^)

afraid…とLunatic Showしか知らないけど櫻口葵子さんの書く曲すげえよな。

 

3.空っぽのパペット

空っぽのパペットが恋を知って感情を覚えるけどそれを上手く表現できない曲だと解釈してたので、エリイちゃんが

「出せないアツい感情を表現する曲」

みたいなこと言っててそうそうそんな感じ~~!!って(?) 

「空っぽのパペット」自体は無機質で無表情だけど、内で蠢く感情は熱烈な恋心、っていう矛盾というかアンビバレンス?が好きです。エリイちゃんもそんな感じのニュアンスを丁寧に表現しててとても素敵でした。

 

4.ドーナツガール

ドーナツガールで踊り狂いたいのに座らせるなんて鬼畜か!!!って思ったけどエリイちゃんが自分の列の花道で立ち止まって歌ってくれてめっちゃ近くて嬉しかったですかわいかったです……

文句言ってごめんevryingFC最速先行…………

 

5.雨と魔法

優しい、曲だなあ……

友達が落ち込んでるときとか、すっごくすっごく元気出して欲しいし涙も受け入れたいし抱きしめたいし励ましたいし慰めたいし…っていろいろ思うんだけど、何が正解なのかわからなくてオロオロしちゃうことが多くてね。そんな友達を救えない無力な自分を嫌になることが結構あるんだけど、まさにそんなときの気持ちを優しく肯定してくれる曲だなあって。

魔法は起こらない 知っているけど

気づかないふりをして ねえ待ってようか

 

6.My frist love

両親や恋人のことを考えながら聞いてました。

途中まで恋人の比重重めだったんですけど、

あなたがくれたわたしだから

いつかは旅立ちの日が来るのでしょう

でもきっと繋がってる

ここで、完全に親のことを考えて聞くようになりました。

今までの私を形成してくれたのは確実に親だし、先に旅立ちがほぼ確定してるのも親なので。

朝早く出勤する両親と、遅く登校し遅く帰宅する私で、最近あまり生活リズムが合わず、顔を合わせる機会が減っていました。

高校時代は少なくとも母親とは生活リズムが同じで結構会話をしてたんですけど、最近は会話も減ってきたし、卒業後の進路など考えが合わないことも増え、交流を少し避けていました。

でもエリイちゃんが歌うこのMy first loveを聞いて、ああ親をもっと大切にしなきゃなあ、と思いました。そりゃあ親の考え方が古くて「ママに話してもわかってくんない!もう相談しない!」「パパはいつもそうやって私の事情をなんも考えてくれない!」って思うことだってあるけど、いまの私がいるのは、たしかに、親のおかげだもんなあ。

5月に父も母も誕生日を迎えるので、プレゼントだけじゃなくて手紙も添えようと思いました。あなたがくれた、わたしだから。

 

7.Pearl tears ♢°

あのねえ、ガチ泣きした。

My first loveで親のことを一生懸命考え過ぎて全く次の曲を予想してなかったんですけど、イントロでPearl tears ♢°だってわかった時点で、「あ、親が死んだ(仮定)……」って思ってもうそこから涙が止まらなくなっちゃった……

まあそれでも、親が死んだときのことは全く想像できなかったんですけどね。その代わり、父が29歳のときに祖母(父の母)を亡くし、その数週間後に私が生まれたことを思い出しました。

昔は29歳なんて大人に思えたけど、私が19年生きてきた感想としては9歳の私も19歳の私も大差ないんだよね。だからきっと、29歳の私もいまの私と変わらないんだろうなって。そして父は、その29歳のときに「母」を亡くし、その直後に「父」になった。

辛かっただろうなあ。10年後に母を亡くすなんて、いまの私には全然想像できないもん。そりゃ母は考え方がゆるふわなところがあってうざいなんて思うこともあるけど、ここまで大切に育ててくれてほんとうに感謝してるし、いなくなるなんて、ほんとうに、考えられない。なのに、父は29歳で、父の母を亡くしたんだなぁ。

父はしつこいくらい「家族はいっしょにご飯を食べるべき!」って言ってきて、友達付き合いやデートやバイトなどがある身としては面倒臭いことこの上ないんだけど、もしかして若い頃に母を亡くした経験からその信条は来てるのかなって初めて思い当たりました。なんで今まで気づかなかったんだろう。

ほんと、ずっと祖母を亡くしたときの父のことを考えて泣きながら聞いてました。推しのライブで父を想って泣くなんて意味不明ですね。アハハ

 

山崎エリイの軌跡(独白?)

エリイちゃんとは同い年の同性だけど人生違い過ぎて眩しくて死ぬかと思ったわ。

 

☆バレエ披露

独白後、十代交響曲のバレエ時の衣装に着替えて登場。独白にて

「十代交響曲のPVでバレエをみなさんに披露することで、ひとつ壁をまた越えられたのかなと思います。(略)今日は、みなさんに見てもらいたいものがあります」

と言ってたのでああバレエくるな~と。バレエ披露で「壁を越えた」って思うほど、エリイちゃんにとってバレエは重いものだったのかと少しばかり驚きました。

前々から「一度でいいからエリイちゃんのバレエ生で見てみたいなあ。でも十代交響曲歌ってるときに踊るのは無理だしな~うーむ」と思ってたので嬉しかったです。

バレエに関してはよくわかんないんですけど、めっちゃきれいだった!しゅごかった!

 

8.cakes in the box

バレエ披露が一曲終わってもエリイちゃん静止したままだから「拍手するのはまだ早いのかな?」って息を飲んでたら、そのままcakes in the boxが流れてそれに合わせてエリイちゃんがしなやかに踊るもんだからいや~~もう最高だった!!

cakes in the boxはエリイちゃんの曲のなかで一番好きな曲で!

「(ライブで)cakes in the boxとかどうなるんだろう……」

(星の宮殿 #86 2017.02.22)

 って言ってたの覚えてたからどうなるか楽しみにしてたんだよ~~!!こんな導入エリイちゃんにしかできないし、cakes in the boxがエリイちゃんの曲でよかった!

生歌はCD音源の57倍くらい力強くて草。特に最後の

音楽をとめるのも ねじをまくのも 私なの

 がまじで「私が世界を決める!」みたいな強い意志に満ちてて思わず跪きそうになった。女神か?

この曲はアルバムの中で唯一エリイちゃんがリクエストして作ってもらった曲らしい。「ゴシックな曲を歌ってみたかった」と。最高。やっぱ只野菜摘先生だいしゅき。

欲を言えば胸の開いたドスケベドレスを着て欲しかった。

 

9.Zi-Gu-Za-Gu Emotions

みんなで踊って楽しかったねエリイちゃん~(^_^)

 

10.アリス*コンタクト

アリスということで最後にうさぎポーズをするエリイちゃんがとてもかわいかったです。台詞部分も音源より無邪気でかわいさ◎

 

11.星屑のシャンデリア

 

12.十代交響曲

 やっと生で聞けた~~(;__;)

バイトでリリイベひとつも行けなかったのでやっと聞けて嬉しかったです。めっちゃかっこいいし力強かった。

十代交響曲の鬱々としてるけど最後に希望を見出す感じ大好きです。hisakuniせんせいほんと好き。いつもありがとうございます。

 

EN1.Dreamy Princess

マア来るやろな~と。本編では結構「ギャップの演出」「感情を表現」にこだわってたからどこか作りものなエリイちゃんが多かったので、アンコールでそういった縛りから解放されててとても楽しそうで自由でかわいかったです。

 

EN2.星の数じゃたりない

 やったぜ。

すっごい楽しかったです。全体的にブチ上がるというより魅入ることの方が多いライブだったけど、これはありえんオタクスマイルで楽しめました。

 この一瞬はずっと宝物 心に刻み忘れないように

今日を忘れないよ。エリイちゃん、素敵な1日をありがとう。エリイちゃんはずっと「みなさんが集まってくれて嬉しい」「ここにいれるだけで嬉しい」なんて喜んでくれたけど、私たちもエリイちゃんのファーストライブに来れてすっごく嬉しかったよ。

どんな顔でさよならをいえばいい?

笑顔でさよならしてくれたね。明るくて、さっぱりして、後腐れの無い幕引きでした。「楽しかった!」っていう明るくて単純な気持ちでライブを〆られたのでとても良かったです。

 

☆まとめ

とても素敵なライブでした。楽しくなったり、悲しくなったり、感動したり、微笑ましく思ったり、救われたり……とたった2時間でたくさんの素敵な感情を味わわせてもらいました。

そして、山崎エリイちゃんが、めちゃくちゃ眩しかったです。

同じ19歳の女の子なのに、エリイちゃんはステージで多くの人に慕われてひとりでキラキラ輝いてるのに、私はその大勢いる客の一人に過ぎない…ってちょっと病みかけました。

まあでもその点に関しては思い直してて。

私はエリイちゃんみたいに華やかに活躍する場はないけれど、エリイちゃんのように頑張って誰かを笑顔にすることはできるなって。たとえばそれは部活を頑張ることだったり、アルバイトでもっと顧客を考えることだったり、親に感謝の気持ちを表明することだったり。私とエリイちゃんは全然違う世界を生きてるし、エリイちゃんは私なんて知ったこっちゃないけれど、でもそうやってエリイちゃんからもらったものを私が誰かにあげることはできるんだよ。

私はエリイちゃんにはなれないけれど、私は自分の人生を私なりに頑張ればいいんだなあ。そうしたらきっと、自分がスタンディングオベーションしてくれるはずだから。なんてね。

 

以上!