【でんぱ組.inc】またまた夢がここから始まるよっ!【in 武道館】
う…うぐ…うぇっ……
ライブが終わると「ここが良かった」「あそこが工夫されてた」と感想をすぐ語りたがる病なんですけど、今日は…なんかもう思うところが多くて…うっ……うええ……
でんぱ組.inc解散説を一瞬でも信じた私がバカだった。
ごめん。
そしてありがとう。
でんぱ組.incずっといっしょだよ!
と、まあドバドバ泣いてポエミーモードなんですけど、記憶が薄れないうちに頑張っていろいろ書いていきたい。です。
1.W.W.D
うえええ~~~~もう一曲目からガチ泣きしたよ~~~~~(;;)
もうほんと、「泣けた~w」とかじゃなくてガチ泣きした。
会場が暗くなって、オープニングが流れてさ。オープニングがまた感情を揺さぶる系の曲、なんだろ、なんか、こう感動系の曲でもうオープニングだけで泣きそうになってたんだけど、その後にさ。キイイィィインみたいなあの音が聞こえて。そう、WWDのイントロ。あの音が聞こえてさ。オープニングだけで泣きかけてたのに一瞬で泣いたよね。人間こんな瞬時に涙吹き出すのかってびっくりしたよ。泣き過ぎて曲中のでんぱ組MIXまともに言えなかったもん。「みぃん!りざ!ねヴ!ヴぇい!もぁビンギーでんばぐみ!!」ってなったもん。
私はもともとフォロワーに勧められてWWDを聞いてでんぱ組.incを好きになりました。だからでんぱ曲のなかでもWWDが特に大好きで思い入れがあるんですけど、過去行ったでんぱライブではWWDは結構「定番曲」みたいな扱いで、そんな気合入ってなかったんですね。前の記事で言ったけど幕張では謎のスペシャルアレンジされたし。披露してくれるのは嬉しいけど、ほんとはもっと2013年のzepp tokyoでのライブ(下記リンク)みたいに、メンバーがこの曲に想いを乗せて歌ってるWWDが聞きたかった。その夢が、やっと叶ったんですよ。嬉しかった。でんぱ組.incさんが、WWDに想いを乗せて、歌ってる。ほんとうに嬉しかった。
想いを乗せて歌うのって、きっとすごいエネルギーが必要で、想いなんて乗せないで「定番曲」として作業のように歌って踊る方が楽なんですよ。でも、彼女たちは、今日、WWDを一曲目に選んでくれた。想いを乗せて歌ってくれた。ほんとうに、ありがとう。
りさちーが台詞パート終わって向き合って頭なでるところエモ過ぎるし、ねむきゅんには幸せになってもらいたいし、あーなんかもーほんとよかった。
前山田健一さん、WWDを作ってくれてほんとうにありがとう。
↓という訳で、公式様の2013年zepp tokyoでのWWD。曲前の独白を聞くともっと泣ける。
2.ちゅるりちゅるりら
3.きみも絶対降参しないで進まなくちゃ!
ぶっちゃけこれまともに音源聞いたことないんでいい加減聞かなきゃと思いました。
「絶対、って言葉を安易に使うな」って説教する老人とかよく見かけるけど、私は「絶対大丈夫だよ!」とか根拠もないのに絶対を使って励ましてくれる人が結構好きです。絶対、良くも悪くもパワーのある言葉だよね。
4.最Ψ最好調
5.サクラあっぱれーしょん
どこか冷静な自分「いや定番曲序盤でやり過ぎやろw」
6.くちづけキボンヌ
これフル披露したのめっちゃ意外でした。もがピン加入前の曲だし定番曲って訳でもないし幕張ではメドレーに組み込まれてたし。
昔の曲もやります定番曲だけじゃありません見ててください、みたいな心意気を感じた。
一瞬の永遠は 続かないものね
7.キラキラチューン
口上を練習していったのでフル披露嬉しかったです!私がさっきから言ってる「でんぱ組.incずっといっしょだよ!」はキラチュンの口上の一部です。
この口上ってファンが編み出したものなんですけど、これが今回モニターにも表示されたんですよね。つまり、口上が公式からのメッセージでもあるとすると、
未来へ向かって 駈け出そう
でんぱ組.inc ずっと いっしょだよ
うーん、エモいですねえ。でんぱ組.inc、ずっといっしょだよ。
ついでにキラチュンの歌詞
一生忘れられないような そんな日になる気がしてる
つないだ手 ちゃんとつかまっていてね?
くちづけキボンヌからの流れと言い、セトリと歌詞からなんとなく今回の公演のメッセージが見えてきた気がする。
ちなみにライブ中は全くこのメッセージ性に気付かなかった。ガハハ
映像(BGM あした地球がこなごなになっても)
私の大好きな「あした地球がこなごなになっても」がここでBGMに使われてたんで、今日は披露はナシか…と絶望しました。本編とは関係ないんですけど、地球が好き過ぎるんでちょっと語ろうと思います。関係ないんで文字の色変えないでおきます。忘れてるんじゃありません。わざとです。
で。WWDやWWDⅡでは「弱さ」や「マイナス」を武器に歌ってたでんぱ組.incさんが、この曲では
“私ってちょっと強くなったと思うよ”
って歌ってるんですよ。
あんなに後ろ向きで孤独だったのに、それが売りだったのに、自分のことを「強くなった」って言えるようになるとは…成長したね…。
で、成長したなと思ったらその後に
“強がりばかり くたくたになって 泣いちゃうこともあるからさ
ぎゅっと抱き寄せて それだけなの それだけなのお願い”
“無理してるの? 無理してるよごめんね”
と弱さを見せてくるんですよ…この強さと儚さが同居してるところがほんとグッとくる曲で…
成長して、大人になって、取り繕うことはうまくなってもさ、結局根っこのところは変わらなくて、変われなくて、弱いままだったりするよね。
この曲をフルで生で聞くまで死ねない、って思ってるのにこのままだと不死になっちゃいそう。
8.Dear☆Stageへようこそ♡
オタクが田中の語りに「俺もー!!」って言ってたけど、我々にはでんぱライブというたまの幸せがあるやんけ!と思った。
昨日読んだみりんちゃんの「ディアステは入りにくいけど、一度踏み入れれば病みつきになる。でんぱ組もそういうグループになりたい。好きになるハードルを下げたくない、大衆的になりたくない」ってインタビューを思い出してた。
そう思うと、今日選りすぐりの曲のなかでこの曲があったのは「一歩踏み入れてくれてありがとう!」みたいなメッセージもあったのかな。考え過ぎかな。
9.でんでんぱっしょん
いやだからブチ上がりソング早くね?
10.でんぱれーどJAPAN
いやだからブチ上がりソングry
ハジマリ!つって終わったけど中盤でハジマリ!って言われましても…って思った(無粋)
11.W.W.DⅡ
わたし!!!この曲の良さを1mmも理解できてなかった!!!!今日!!!!今日やっと気づいたの!!!!!この曲のライブ構成に!!!!!!PVは何度か見たことあったし音源持ってるから何度も聞いてカラオケでも歌ってたけど!!!たしかにライブ映像見たことなかったわ!!!!!
気付かなかったポイント
・心を閉ざした組(みりんねむもがピン)と訴える(えい)と中間(りさちー)に分かれてる
いやほんと気付かなかった。
りさちーとえいたそは基本的にマイナスな歌詞がないし、一番のBメロではみりねむもがピンが四人で並んで心を閉ざして、少し離れた場所にえいたそとりさちーが立ってる。
(ほかのWWDⅡでの様子)
病んでるみりねむもがピンにえいたそが「ねえこのままでいいの?」と聞くけどりさちーに「私だって誰も必要じゃなかった」と止められる。
次の「やっぱりきれいごとじゃん」みたいなパートでもみんなマイナスなことをぶつぶつ言ってるなかえいたそだけ「前みたいにわいわい楽しくやっていこうよ!」って言ってて、りさちーはだんまりで、「私って必要なのかな…」のメンヘラパートもえいたそりさちーはだんまり。
で、その後りさちーが「うるさーいもういい加減にして!」「本音で話し合ったらいいじゃん ケンカをして泣けばいいじゃん」と怒鳴り散らす。この部分がSUMILE SMILEの記事のときに話した歌詞における“転機イベント”になる。これをきっかけにメンバーの目が覚める。
という構成だった。まーーーーーーじで今まで気づかなかった。
そして次のポイントはこれ。
・もがピン加入シーンの再現
まじで気付かなかった。いやまじで。私の目はどこについてるんだ?今日見ながら「いや3期加入シーンの再現じゃん!!!」とびっくりした。もがピンしゅきい。画像参照すんのが面倒いので説明はこれだけ。
…WWDⅡ語り飽きました。WWDⅡについての言及はこれで終わり。(こんなんだからみんりは気分屋と友達に怒られる)
独白
あの…これでほんとに泣いて泣いて涙が枯れたんですよ…
MCを全部暗記するタイプのオタクが全文ツイッターにあげてたりしねえかなと期待したけど、見つからなかったので自分の記憶を頼りに書いてきます。
まず、りさちーがリーダーらしく
「ひとりひとり言いたいことを一生懸命考えてきたので、不器用だけど聞いてやってください」
って上ずった声で言うんよ…もう泣いちゃうじゃん?
で、加入順の逆から一言。(自分の印象に残ったところメモだから参考にはしないでください)
彩音「最近はちゃんと自分の言葉で喋れるようになった」「でんぱ組.incが好き」
もが「地味な僕が居場所を見つけられて、これまでの道は決して楽なものではなかったけど、でんぱ組.incに入ってよかった」
えいたそ「みんなを明るく照らしたいという思いは昔から変わらない」「昔はほんとはソロで活動したかった。でも、今ではでんぱ組.inc以外なんて考えられない」「アイドルは応援すべきであって、応援してください、って言うのは苦手だけど。今日だけは」「でんぱ組.incをこれからも応援してください」
みりん「わたしは、でんぱ組.incをあきらめません」
あの、ちょっと、ねむきゅんとりさちーが思い出せないんだけど、別に微妙だったとかそういう訳ではなくてですねえ、えっとその…。
成瀬瑛美さんが強過ぎた。
もがピンでも推しが一二で出てくるもんだからその時点でダバダバ泣いて、おつサマ用に首にかけてたタオルは完全に涙拭くようのタオルになってたんだけど、いやそれにしても、えいたそが強過ぎた。
えいたそっていっつもニコニコしてて周りを照らす存在なんだけどさ、そのえいたそが「ほんとはソロで活動したかった」ってマイナスな発言をしてから、そメンバーの立つ後ろを振り返って涙声で「でも、今ではでんぱ組.inc以外なんて考えられない」なんて言うからさあ…泣いちゃうよお…しかも「アイドルは応援すべきであって、応援してくださいって言うのは苦手」「だけど今日だけは言わせてください。」「“でんぱ組.incをこれからも応援してください”」みたいなことを言うから…逆説使いのプロかよ…マイナス発言のあとに逆説で結んでプラス発言されたらガバガバ泣いちゃうよ……
みりんちゃんが何話してたかあんま覚えてないんだけど、「わたしは、でんぱ組.incをあきらめません」はすっごい覚えてる。かっこよかった。光ってた。でんぱ組.incは何があっても、大丈夫って確信できた。あれは確かに、センターの輝きだった。
えいたそが強かったからえいたそのこと語っちゃったけど、まとめると「ひとりひとりのでんぱ組.incへの想い」を語ってた。
りさちーが「六人みんな考え方が違うしケンカもよくするけど、でんぱ組.incが好きって気持ちは同じです」みたいなこと言って〆てて。みんな言葉は違うけど、「でんぱ組.incが好きで、これからもこの六人で、でんぱ組.incとして活動したい」って想いは同じだった。ほんとに、良かった。
解散説を一瞬でも信じた自分が恥ずかしかった。
WWDBESTの歌詞見るまでは正直結構心配しちゃってた。だって、でんぱ組.incさん結構良い年だし。ベストも出して、武道館でライブして……あれ?解散には最適のタイミングじゃない?って。
でも違った。
でんぱ組.incさんはちゃんと前に進むんだ。でんぱ組.incをあきらめないんだ。
きっとこれから年齢は増して体は動かなくなる一方だし、これ以上売れるとは限らないし、この先解散しちゃった方が平穏で楽な人生送れると思う。
だけど、でんぱ組.incは、
終わりなんて来ないって 笑ってあげる
私たちに、笑ってくれるんだ。
13.WWDBEST
と、いう訳で。いまのでんぱ組.incさんの気持ちを乗せたWWDBEST!ですよ!
独白で「これからも頑張る」っていうメンバーの意思表示を受けてから、この曲聞くと、もうね、ダメ。涙止まらない。丁寧にモニターに歌詞表示しれくれるし。
戻れない前世より カミサマ次第の来世より
このセカイ 愛してたいっ
今いる現実の全肯定。
あのね 終わりなんて来ないって 笑ってあげる
こどもじゃないもん><とか言ってる子どものピンキーが大人っぽく笑ってくれるから…もう…すきぃ……こんなに力強く未来を肯定してくれる歌詞ほかにある?
会えなくなって初めて気づくような
想い出なんて欲しくないんだ
この歌詞、WWDBESTのなかで一番好きな歌詞です。私はこういうよくあるテンプレを逆に利用した歌詞に弱くて、この場合「会えなくなって初めて気づく大切さ」といったJPOPでもてはやされるテンプレがあって、それを全力で否定するんですよ。「欲しくない!」とまで言っちゃう。ああ、会える、生の、今の、想い出をでんぱ組.incさんはくれるのかってわかって、私はこの歌詞を聞いてからでんぱ組解散説は否定派にまわりました。
ちなみに「テンプレ逆利用歌詞」にはダンスダンスダンスの“朝が来なくたって構わない”も挙げられます。「明けない夜はない」というテンプレ励ましを逆に利用して「ずっと夜のままでもいいじゃん?!」ってノリが目から鱗ですごく好きです。中高時代に本や国語の問題で読んだ文章のせいで頭の中がゴリゴリのテンプレで詰まってるんで、こういうの見ちゃうと一瞬で惚れちゃいます。
“世界中 照らして こんなにも 眩しいんだって 笑ってやる
描いた 未来は あんなにも 鮮やかだって 明かしてやる
夢で終わらんよっ!
夢で…終わらんよ……
なんか、もう、彼女たちの決意とか覚悟とかそういうのと、未来への希望を一身に受けられる、ギラギラしててパワフルな一曲です。でんぱ組.inc、こんな心強い歌を歌えるようになったんだね。大きくなったね。
そういや今日はキンブレをわざわざでんぱ仕様に色設定して行ったので「きれいだな ORANGE RIUM」での一瞬のオレンジ切り替えに成功しました。
EN1.ORANGE RIUM
りさちー「武道館でのオレンジリウムが一番きれいで好き!」
彩音「ドーナツが三段あるみたい!」←は?
彩音、やっぱりなに言ってるのかよくわからないよ……
EN2.破!to the future
“だいたい戻りたい過去なんてある訳ない!”
ここでいつもハッとする。
EN3.Future Diver
うえええ~~~ブチ上がったまま死んじゃうよお~~~
これ破!to the futureからFuture Diverで未来縛りなんですよ。
でんぱ組.incがどれだけ未来を見つめてるかわかりますね。
たぶんでんぱ組の歴史の中で大事な曲を選ぶとしたらきっとWWDとFDで、二枚のアルバムとベストに名前の入ってるWWDはもちろんですけど、FDの「夢で終わらんよっ!」にもたっくさん色々助けられてると思うんですよね。前の武道館の公演名だし、ツアー名も「まだまだ夢で終わらんよっ!」だったし、今回の公演名のモチーフにもなってるし。
FD、何年経っても色褪せないで明るい未来を私たちに見せてくれるほんとに素敵な曲。畑亜貴、ありがとう。夢で終わらんよっ!!!
☆まとめ
前回の幕張の記事で「スタート」「未来」を感じた、って書いたんですけど、まさにその通りでした。絶対今回のライブのテーマ「未来」でしょ。
幕神でのアリーナ5公演は「ファンを楽しませること」を目的としていて良い感じにブチ上げソングをいろいろ披露してくれて演出もプロジェクター使ったりして凝ってたんですけど、今回の目的は確実に違いましたね。今回は小さいセットとでんでんビッグバンドとメンバーしかいなかったもん。小手先の楽しませる術には全く頼ってなかった。それが清々しくて、かっこよかった。
そう、今回の目的は「決意表明」だと思います。
でんぱ組.incは解散しません、メンバー一人一人これからも全力で頑張りますっていう。
バリ3やおつサマ、アキハバライフなどの定番ソングすら削って独白の時間作るって。どんだけ想いを伝えたかったのかがわかります。
素敵な武道館でした。ありがとう、でんぱ組.inc。ほんとうにありがとう。好きになってよかった。しばらくライブの予定が無いらしいけど、大丈夫だよ。私はいつまでも待ってるよ。だって、でんぱ組.incが終わりなんて来ないって、笑ってくれたから。
おわり。
ところで明日はeveryingのリリイベへです。ガハハ